3　倉庫業の経営状況

　　54年度における倉庫業の経営状況をみると 〔II−(III)−２４表〕のとおり,普通倉庫業は,取扱貨物量の増加を反映して,経常利益率が53年度の0.7%から4.6%へと大幅に改善した。一方,冷蔵倉庫業は,収益,費用ともに高い伸びを示し,経常利益率は,53年度と同じ8.5%であった。

　　また,主要コストの営業費用に占める割合をみると 〔II−(III)−２５表〕のとおり,53年度に比べ,普通倉庫業では人件費の占める割合が低下しており,また,冷蔵倉庫業では,金融費用の割合が増加している。