1 航空保安無線施設


  航空輸送需要の増大に伴う航空機の高速化,大型化に対処するため,航空路を構成する航空保安無線施設として,精度の高い方位情報と距離情報を同時に提供するVOR/DMEの整備を進めてきており,昭和54年度においては河和等7か所において性能向上等の工事を実施した。54年度末現在,27か所の施設が運用されている。
  空港においては,定期便の就航する空港にはVOR/DMEの整備を進めてきており,54年度においては,徳之島空港等2か所に整備を完了したほか名古屋空港等3か所において性能向上等の工事を実施し,その数は20か所となった。また,航空機の定時性を確保するため,視界不良時にあっても安全に着陸が行えるよう,航空機に対し清走路への適正な進入角度,進入方向を指示する計器着陸用施設(ILS)の整備をジェット機の就航する空港に進めてきており,5ξ年度においては,山口宇部空港に整備を完了したほか千歳空港等5か所において性能向上等の工事を実施し,総数22か所となった。


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