55年度における事業別の財務状況は 〔1−3−7表〕のとおりである。
総資本経常利益率,営業収益経常利益率はともに全産業に比べて小さく,特に帝都高速度交通営団を除く鉄道業や乗合バス業などではマイナスとなっており,収益性の悪さがうかがえる。 資本の運用能率について総資本回転率をみると,道路運送業の一部を除いて低くなっている。 流動比率は,道路運送業で特に小さくなっており,全産業の中でも流動負債の支払能力が比較的小さいことを示している。 そのほか,運輸事業においては負債比率,固定比率,固定長期適合率が大きくなっている。