1 航空交通管制の現況


  航空交通管制は,航空路を航行する航空機を対象とする航空路管制と空港及び空港周辺を航行する航空機を対象とするターミナル管制に大別される。

(1) 航空路管制機関における取扱機数

  航空路管制業務は東京等の4航空交通管制部において実施しているが,その管轄区域は 〔III−23図〕に示すとおりであり,2つの飛行情報区(FIR)を分担して業務を実施している。

  昭和55年にこれら4航空路管制機関が取り扱った航空機数は 〔III−24図〕に示すとおり,延べ103万9,983機であり,対前年比1.7%増であった。

(2) ターミナル管制機関における取扱機数

  管制業務を実施している民間空港23か所において55年に取り扱った航空機数は延べ116万2,865機で,対前年比0.1%減であった。飛行方式別にみると,有視界飛行方式によるものは対前年比4%減の42万8,180機であり,計器飛行方式によるものは同2.2%増の73万4,685機となっている。


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