関西国際空港株式会社設立(59.10)


  伸び続ける航空需要に対応する動きとして,関西国際空港株式会社が設立され,関西国際空港の着工の本格的準備が始まった。
  現在の大阪国際空港は,環境対策上運用時間と離着陸回数が制限されているため,航空輸送の増大に対応できず,国際,国内両用の24時間運用可能な関西国際空港の整備が課題となっているが,59年6月には関西国際空港株式会社法が制定され,同年10月,関西国際空港建設の事業主体として関西国際空港株式会社が設立された。
  新会社は,民間活力を導入する等の観点から,国,地方公共団体に加えて民間が出資する株式会社として発足したもので,今後67年度末開港をめざして,60年度から約500ヘクタールの空港用地の造成に着手し,長さおおむね3,300メートルの滑走路等を建設することとなっている。
 (P.210参照)


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