羽田空港の沖合展開工事始まる(59.1)


  また,首都圏における国内航空交通の拠点である羽田空港の沖合展開工事が始まった。
  羽田空港は,全国36空港との間に1日約400便のネットワークを形成し年間約2,200万人の人々に利用されているが,既に離着陸処理能力が限界にきている。この事業は,羽田空港の拠点機能を将来にわたって確保するとともに,航空機騒音問題の抜本的解決を図るため,東京都の羽田沖廃棄物埋立地を活用し,現空港を沖合に展開しようとするもので,三本の滑走路を新たに設置する計画となっている。
  今回スタートしたのは,全体計画(第1期〜第3期)のうち第1期計画にあたるもので,63年7月までに滑走路1本(新A滑走路)を建設するものである。(P.218参照)
  このように空港整備が進められる一方,空港周辺の騒音対策についても大きな動きがあった。


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