急成長を続ける宅配便


  国内貨物流通の分野では,57年度にはじめて郵便小包の取扱個数を上回ったトラック宅配便が,その後も急成長を続け,58年度には郵便小包の2倍に達するに至った。
  最近では,宅配便システムを利用して,ゴルフ,スキー用具の輸送や地方名産品の消費者への直送販売を行うなどサービスの多様化が図られ,ますます国民生活に密着したものとなってきている。
  こうした中で,消費者とのトラブルの問題が生じており,運輸省では,トラブル防止措置について事業者を指導するとともに,消費者保護の観点から宅配便に適した標準運送約款を作成すべく検討を進めている。(P.97参照)


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