新たな潮流のなかでの観光政策――国際観光モデル地区とコンベンション振興
国際化やサービス経済化の進展といった新たな潮流のなかで,国際観光の振興やコンベンション(会議,展示会等)の開催を通じて,相互理解の増進,地域の国際化・活性化を図ろうとする動きが各地で活発化している。
このような状況のなかで,運輸省は,近年の外客のニーズに対応したきめの細かい外客受入体制を整備まるため,61年3月,全国15地区を国際観光モデル地区として指定した。指定を受けた地域では,各地域ごとに作成した国際観光モデル地区整備実施計画に即して,各種の事業が実施されている。
また,コンベンションに関しては,地方公共団体等の相談に応じるため,61年5月,運輸省内にコンベンション相談窓口を開設したほか,同月,国際会議場施設等の整備促進を目的としたいわゆる民活法が成立した。運輸省では,これらを踏まえ,コンベンションの振興を図ること出している。(P.61,63参照)
|