都市鉄道の複々線化等の推進――特定都市鉄道整備促進特別措置法の制定(61.4)
大都市圏における鉄道の整備の促進を自的とする「特定都市鉄道整備促進特別措置法」が,61年4月に公布,7月に施行された。
この法律は,都市交通の主力として機能している都市鉄道の利便性及び快適性の向上をもたらす複々線化等の大規模な輸送力増強対策を推進するため,従来,その隘路となっていた巨額の資金調達,過大な金利負担等を大幅に軽減する「特定都市鉄道整備積立金制度」を創設するものである。
今後,この法律の積極的な活用により,都市の中核的基盤施設である都市鉄道の質的な整備が飛躍的に促進されるものと期待される。(P.148参照)
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