3 一般空港の整備
(整備の現状)
国内航空路線網は,主として東京国際空港及び大阪国際空港の基幹空港と地方空港を結ぶ形で形成されており,このほか千歳,名古屋,福岡,那覇空港等を核として独自の航空路線網が形成されている。
航空路線網を充実強化するための施策の一つとして,40年代以降空港のジェット化・大型化を推進してきており,62年6月に稚内空港,62年7月には青森空港がジェット化され62年8月現在で全空港数79の52%に当たる41空港がジェット化されており,そのうち2,500m以上の滑走路を有する大型ジェット機の就航可能な空港は22%に当たる17空港となっている 〔3−2−4図〕。
また,離島においては地域振興,民生安定の観点から空港の整備を進めており,62年7月開港した新島空港を含めて32空港が供用されている。
(将来の展望)
62年度には,新規事業の仙台空港,石見空港,神津島空港の3空港を含め22空港において滑走路の新設・延長事業を進めているが,これらが完成すると,空港の数は現在の79から84(関西国際空港を含む。)に,ジェット化空港の数は41から50に増加することとなる。
このほか,既存空港のジェット化・大型化,航空サービスを享受し得ない地域や離島における空港の整備等をその需要動向,開発効果,路線運営の見通し,投資効率等を勘案しつつ,計画的に進めていく必要がある。
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