備讃瀬戸海上交通センターの運用開始(62.7)


  62年7月,香川県宇多津町青の山の備讃瀬戸海上交通センター(備讃マーチス)が運用を開始した。
  海上保安庁では,52年に東京湾海上交通センター(東京マーチス)を神奈川県観音埼に開設し,船舶交通の特にふくそうする海域における海難の防止に着実な成果を上げてきた。
  備讃マーチスは,東京湾での成果を踏まえ,57年度から整備を進めてきたもので,備讃瀬戸南・北航路,水島航路等の各航路について,航行船舶に対し,情報の提供と航行管制を行うほか,島しょが多く航路が交差するなどの備讃海域の特性にかんがみ,更に電光表示板による情報提供も実施しており,同海域における船舶交通の安全確保に大きく寄与することが期待される。今後,更に施設整備を進め,宇高地区まで業務範囲を広げることとしている。(P.341参照)


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