世界で最も少数精鋭化された乗組み体制をめざして――パイオニアシップ実験開始(62.10)


  我が国外航海運をめぐる諸情勢が,ますます深刻の度を加えてきているなかで,日本海運の維持発展を図っていくためには,乗組員を少数精鋭化した近代化船を整備増強し,これを日本商船隊の中核とすることが必要である。
  このため,世界で最も少数精鋭化された乗組み体制(11名程度)により運航する「パイオニアシップ」の実現をめざす実験を緊急に実施し,船員制度近代化の一層の推進を図ることとなった。
  運輸省としては,関係者の協力の下に,パイオニアシップ実験を推進し,早期にその成果が得られるよう積極的に取り組んでいくこととしている。(P.209参照)


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