4 今後の課題


 (一層の瀬戸大橋効果をめざして)
  瀬戸大橋開通後の課題としては,瀬戸大橋と四国内の高速道路が連結されていないことに象徴される,四国内の交通網の整備の立ち遅れを解消し,瀬戸大橋の効果を最大限に発揮させることである。 また,観光面では,瀬戸大橋による観光ブームを一過性のものに終らせることなく定着させるため,魅力ある観光資源の開発や,観光ルートづくり,四国の知名度向上のための観光宣伝,誘致活動の充実・強化,サービスの向上について,なお一層の努力が必要と考えられる。
  なお,瀬戸大橋のルート上の島嶼部等で,瀬戸大橋を走行する鉄道の騒音問題がクローズアップされており,住民よりその対策が要望されている。
  施設面による騒音防止対策を基本に,現在,本州四国連絡橋公団において橋梁上の防音工事が実施されるとともに,JR四国においても暫定措置として深夜・早朝の列車を減速運転している状況にあるが,今後ともその解決に向けて努力する必要がある。


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