3 主使用用途の多様化


  自家用車の主使用用途は,通勤,仕事・商用目的の割合が減少し,買い物用足し,レジャー目的の割合が増加している 〔4−3−8図〕。このような自家用車の日常的利用の増加は,所得水準の向上,自由時間の増大等社会経済の変化に加えて女性ドライバー,高齢者ドライバーの増加を反映したものと考えられる。

  観光・レクリエーション交通については,鉄道利用率が減少し自家用車の割合が増加している。この自家用車利用の偏重は,日帰り観光・レクリエーションにおいて一層顕著である 〔4−3−9表〕, 〔4−3−10図〕
  所得水準の向上,余暇時間の増大等を背景としたモビリティーの増大は,保有面では複数保有や高級車保有を促し,利用面では私事目的での利用の増大を促す傾向がみられる。


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