高速バスの急成長


 ―――800キロの最長路線も登場(63.5.17)
  高速道路の整備の進展に伴い,最近高速バスが飛躍的に発展してきている。特に300kmを超える長距離路線の進展が著しく,最長路線の東京〜米子間(794km,所要時間11時間30分)が63年5月に運行開始したのをはじめ,63年には11路線が開設され,24路線が運行されている。また高速バスの免許キロは,63年9月末現在,38,995km(総路線キロの約2割)となっている。
  鉄道に比べて低廉な運賃や夜行便の設定,ハイグレード車両の導入によるゆとりある座席空間の提供などが高速バスのこのような伸長に寄与した。
  63年4月には瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)が供用開始され,また63年7月には北陸自動車道が全線開通しており,今後も,高速道路の整備が進むとともに,高速バスは,一層発展するものと思われる。(P.244参照)


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