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北海道開発の意義
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北海道は、優れた自然環境や広大な国土を有し、多くの国民から強い愛着を持たれてい
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る地域です。また、開発の歴史が浅い北海道においては、明治以降、国により本格的な開
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発が進められる中で、最新の技術や考え方を導入した事業や広大な国土空間を活用した大
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規模開発といった、我が国の将来の夢を託す先駆的取り組みが展開され、多くの人々を魅
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了し続けてきた希望の土地です。
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さらに、
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1 全国の耕地面積の約4分の1を占め、現在及び将来における我が国の食料基地とし
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て誰もが認める重要な役割を担っていること
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2 北方型の冷涼な気候の下、独特で豊かな自然環境に恵まれ、美しく雄大な景観が形
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成されている地域であること。
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3 北米、欧州及び東アジアとの結節点に位置し、また、国際的な資源・エネルギー開
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発が行われているロシア連邦極東地域に近接するなど、国際交流を進める上での優位
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性を有していること
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4 ヨーロッパ諸国程度の人口密度のゆとりある広大な国土空間を有し、経済社会情勢
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の変化に即応した土地利用が可能であるなど、他地域に比べ資源の開発・利用につい
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て高い可能性を有していること
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など、他地域にはない特性と個性を備えています。
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一方、国際的にはグローバル化の一層の進展、地球環境問題の深刻化等が見込まれ、国
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内に目を転じれば国民のライフスタイルが多様化するとともに、今後、人口減少、小子・
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高齢化の急速な進展が予想されています。
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このような状況の下、北海道は、土地、自然、風土、地理的条件等の優れた特性を活か
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し、
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1 安全な食料の安定的供給
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2 自然環境等の保全、資源、エネルギー問題解決の寄与
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3 観光・保養など国民の多様な自己実現や交流、生活の場の提供
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4 国際交流拠点や教育の場としての貢献
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について、中心的な役割を果たしていくことが求められています。また、その際には、他
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地域のモデルとなる取り組みや他地域では実現が困難と思われる取り組み等を実施するこ
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とにより、我が国の将来あるべき姿を先導する役割を果たしていくことが求められていま
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す。このため、北海道が国の課題の解決に寄与し、期待される役割を十分に果たしていく
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よう、北海道の総合的な開発を推進していくことが必要となっています。
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