国土交通省は、国民皆様のニーズに沿って戦略的に行政運営を行っていくため、政策評価を導入しました。これは、民間企業の経営手法を行政に取り入れる「ニュー・パブリック・マネジメント(NPM)」の考え方に基づくものです。 具体的には、政策アセスメント、政策チェックアップ、政策レビューの3つの評価を実施することにより、「政策のマネジメント・サイクル」を確立します。 これにより、実施した施策・事業等の効果や問題点を絶えず把握し、予算要求や政策の企画立案に活かしていきます。 国土交通省では、上記の政策評価システムを実践することより、以下の4つの目的の達成を目指しています。 ■ 国民本位で効率的な質の高い行政を実現する ■ 成果重視の行政への転換を図る ■ 統合のメリットを活かした省全体の戦略的な政策展開を推進する ■ 国民に対する説明責任(アカウンタビリティ)を果たす
政策アセスメント 新規施策(予算要求、税制改正要望、規制、法令改正等)などについて、必要性、有効性、効率性をチェックし、企画立案に活かします。
政策チェックアップ 国土交通省の27の政策目標毎に業績指標とその目標値を設定し、その指標の値を定期的に測定・分析することにより、政策の見直しや改善につなげます。
政策レビュー 既存政策について、国民の関心の高いテーマ等を選定し、施策の実施とその効果との関連性や外部要因を踏まえた施策の効果等を詳細に分析・評価し、政策の見直しや改善につなげます。
個別公共事業評価・研究開発評価 先行的に取り組みが開始されている「個別公共事業評価(新規採択時評価、再評価、事後評価)」や「個別研究開発課題評価」も、個別事業や研究開発テーマごとに、事前や中間段階、完了後の評価を行っています。
国土交通省においては、政策評価の基本事項を定める「政策評価基本計画」及び毎年度の事後評価の実施について定める「事後評価実施計画」に基づいて、政策評価を実施します。
→ 国土交通省政策評価基本計画(平成19年度〜平成23年度) → 平成20年度事後評価実施計画
政府全体の政策評価については…総務省行政評価局(政策評価の総合窓口)
→ 国土交通省の政策評価パンフレット(1.6MB)