MEPC44は、本年3月6〜15日までの間、OPRC−HNS議定書採択会議と併せてロンドンの国際海事機関(IMO)本部において開催され、我が国からは運輸省関係者を中心とした29名からなる代表団が出席した。今次会合における主要議題の審議結果は以下のとおり。
【ポイント】 | WGで条約案文の作成が完了(発効要件、改正要件を除く。) |
10月のMEPC45の全体会合で逐条審議できる準備が整った。 | |
今後は発効要件・改正要件の具体的内容が焦点 |
WGにおける主要な論点についての審議結果は以下のとおり。
1.適用:「国際航海に従事する」文言を削除し、原則的にすべての船舶とすることに合意。 | |
2.検査及び証書: | 基本的に日本提案を採用することに合意。 検査対象船舶は国際航海に従事する船舶とし、総トン数等については、MEPC45で審議予定。 |
3.技術的要件についての改正:tacit改正方式を採用することに合意。 等 |