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 大臣会見要旨(平成17年8月5日)
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平成17年8月5日(金)
8:44〜8:53
於:衆議院議員食堂

 

閣議・閣僚懇

  おはようございます。本日の閣議は、一般案件が2件、国会提出案件が7件、条約の公布が1件、法律の公布が3件、政令の決定が5件、この内「住宅の品質確保の促進等に関する法律施行令等の一部を改正する政令」が決定されました。人事案件が2件です。
今日、私からはありません。


質疑応答

 
(問) 郵政の法案の関係ですが、今日委員会で採決があって、週末いろいろ多分攻防があると思いますが、週明けには本会議で採決するという見通しになりましたが、これについての大臣の御所見をお願いしたいのですが、場合によっては政局に発展するという賛否も今、非常に微妙なところだと思うのですが、そのへんのことも含めて御所見をお伺いしたいのですが。
(答) 今日委員会の採決、そして月曜日に参議院の本会議で採決になると思っています。是非、法案が成立できるよう期待しています。
(問) JR西の関係ですが、昨日の事故調の方で、ブレーキをかけないでカーブに入ったという報告があったのですが、これについての大臣の御所見をお伺いしたいのですが。
(答) 今まさしく事故調査を事故調がやっています。今月中には中間的な御報告をさせていただけるものと思っています。いずれにしましても事故原因については事故調の原因究明を見守りたいと思っています。
(問) 羽田空港の管制塔のダウンの件で、一歩間違えればということもあったと思うのですが、大臣はどうお考えですか。
(答) この羽田空港の電源設備の停電の件につきましては、本当に多くの利用者の皆様に大変なご不便をおかけし、今おっしゃったように一歩間違えれば大変な事態にもなりかねないことでして、まず私からも利用者の皆様を始め大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げなくてはならないと思っています。この問題については、今おっしゃったように安全に関わることでもあります。極めて重大なトラブルであると思っていまして、私からも徹底して原因を究明するように指示をしているところです。現在のところ原因究明については、再現試験を実施するなど取り組んでいますが原因の特定には至っていません。今後は部内だけでやっているのではなくて、やはりこうした重大事ですので外部の本件分野に精通した学識経験者の方々に入っていただいて、障害が発生した無停電電源装置の模擬装置を用いた試験を行うなどして、原因究明を徹底して行ってまいりたいと思っています。もう一つ今回の事案で見過ごせないというか重大な問題は、やはり異常が発生しているにも関わらず、監視できなかったというところであり、これはもうこちら側の問題です。システムの問題としてそうした監視が十分に出来なかったということについては、これは本当に反省をしなければならないと思っています。今後このようなことがないように職員等が機器室において機器の運転状況を直接に監視するとともに、工事の実施についても実施時間帯、また連絡体制などについても必要な見直しを行ってまいりたいと思っています。その旨、航空局長の方から全国の関係機関に必要な指示も行いました。やはり今回の問題は、そういう意味でそうした様々な安全装置が物理的・技術的には捉えていますが、やはり後者の部分については、私は安全に対する意識という、ヒューマンエラーといいますか、それに関わるものだと思いますが、そこの問題については非常に遺憾なことであり、また、まさしくそこのところが問われていると思っていまして、しっかり安全意識についていかに強化していくか、特に人為的なミスをいかに除去していくか、またミスがあってもこうしたトラブルにつながらないようにするためにはどうしたらいいのか、そこのところをしっかり検討をしなければならないと思っています。
(問) まだ早いかもしれませんが、郵政法案が否決された場合に、解散するかどうかというのも一つ焦点になっているかと思うのですが、その場合閣議で署名を閣僚の皆さんがなさるかどうかということも一つ挙がっているかと思うのですが、大臣今のお考えはありますでしょうか。
(答) 成立できるものと思っています。
(問) 道路公団ですが、今度は右翼関連企業との取引、そしてその企業に対する天下りというのがあったというのが明るみに出たわけですが、このことについて大臣のお考えはありますでしょうか。
(答) 私もそれは今日の報道で見させて頂きました。それまで全く聞いていないことなのですが、いずれにしても道路公団の方で、しかるべき釈明があるのでしょうから、それを見守りたいと思っています。


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