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  大臣会見要旨(平成18年3月24日)
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平成18年3月24日(金)
8:49〜8:55
参議院議員食堂前

 

閣議・閣僚懇

 おはようございます。本日の閣議ですが、国会提出案件が14件、政令の決定が18件です。この18件のうち、国土交通省の関連する法律、主管する法律の政令の決定が5件あります。人事案件が3件です。御承知のとおり本日付けの官報で平成18年の地価が公示されました。昨年1年間の地価の状況ですけれど、皆さん御承知だと思いますので、詳細は省かせていただきます。これをどう評価するかというところなのですが、今日の閣議でも私の方からこの内容について御報告させていただきました。下落幅は縮小している、また一部で特に三大都市圏の中心部で上昇に転じている等の動きはあるわけですが、全体として見ますと、やはりまだ下落が続いているわけでして、これで資産デフレという状況が解消されたというように評価はできないのではないかと。まだ資産デフレの状態は続いているというように私は考えます。それと、一部でバブルの状況があるのではないかという御指摘もありますが、例えば東京の港区が非常に上がっているわけですが、港区の地価も昭和50年前後の地価に戻ったと。最高時の価格の6分の1くらいの価格でして、またその実態もその利用の価値に応じた地価の上昇という評価ができるわけでして、バブルの動きという評価は当たらないのではないかと。もちろん、地価の動向は注視をしていかなくてはならないと思いますが、今日のこの地価公示の発表によって、一つは資産デフレという状況については、まだ続いているという認識をしますし、またバブルの動きというような評価はできないのではないかと私は考えています。以上です。


質疑応答

 
(問) 日航の関係なのですけれども、点検期限を超過して運航していたと、更に再点検でもミスがあったという事案が発覚していますが、大臣の御所見をお願いします。
(答) その後者の再点検は、千歳で再点検をされたわけですが、そこでその点検に不十分なところがあったということの方が私は問題が多いなというように思っています。事実関係については、今、しっかりと調べさせていますが、仮にその整備士の方が、その点検がルール通りではないということを分かってらっしゃって、そして翌日の飛行機を欠航させてはならないというような理由で、点検が不十分であったとしたら、意図してやっているわけですから、これは私は問題だと思っています。それは、JALグループ、航空事業者としては、やはりルール通りにきちんと点検していただかないといけないわけですし、またそれが何らかの手落ちで点検が完全にできないというのであれば、それはルールを優先してきちんとやっていただいて、場合によっては、欠航することもやむを得ないわけですから、これは事業者全体のJALグループの中のそういう安全に対する意識の度合いと言いますか、程度というのが、私は十分そのことから計れるのではないかと思っています。単に見過ごしたと、うっかりミスであったということではない事実関係がもしあるならば、それは私は社としてしっかりと社の整備のあり方も含めて安全管理のあり方全体を本当に反省してもらわないといけないというように思っています。
 
(問) JR西日本の津山線で、岡山駅の付近なのですけれど、新人運転士の教育係として同乗していた運転士さんが、28歳なのですけれども、教育係として同乗しているのだけれど居眠りをしていまして、乗客が携帯の動画モードでそれを撮影しているのですね。それを見ますと、かなり揺れ幅が凄くて、とにかく爆睡といった感じなのですけれども。
(答) 教育係。
 
(問) ええ。乗客の方もかなり厳しい目で見られているわけですが、ちょっとコメントをお願いしたいのですけれど。
(答) ちょっとその事実関係そのものは、私は聞いていません。聞いていないので、すぐに今コメントはできませんが、仮にそれが事実だったとすれば、それはやはりあってはならない話です。実際運行中の車両の教育係にいる人が、そういう姿勢であってはならないわけでして、もしそういう事実であるならばしっかりとJR西日本に対して指導しなければならないと思います。
 


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