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  大臣会見要旨(平成18年4月4日)
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平成18年4月4日(火)
9:02〜9:12
国土交通省会見室

 

閣議・閣僚懇

 おはようございます。本日の閣議は、一般案件が2件、国会提出案件が7件、政令の決定が1件、人事案件が4件です。本日は私の方からは特にありません。


質疑応答

 
(問) 昨日の衆議院の行革特別委員会の方でも取り上げられましたけれども、建設弘済会などの国交省OBの天下り団体に対して、巨額の特命随意契約が行われていて、うち2割については、民間でも代替可能であるというような調査結果を国交省が出されましたけれども、これについて御所見を伺いたいのですが
(答) これにつきましては、皆様の方からもいろいろな御指摘を頂戴していまして、昨年の11月に私の方から、この委託契約についてしっかり点検をしてもらいたいと。そして民間の方々でできることについては、できるだけ民間の方にお願いすると。どうしてもこれは権力行為に密接するものであるだとか、安全に非常に密接に関わるだとか、機密性に関わるだとか、特にそういう必要性があるもの以外については、できるだけ民間にお願いしていくと。そういう方針で是非、総点検をしてほしいというように指示をしまして、御承知のとおり3月末に取りまとめがなされました。現時点では約2割のものが民間にいくことになると思いますが、さらに一つの業務についても分離できるものについては、分離して民間にやっていただくということもやってもらいたいとお願いしていまして、これについては今後、試行的にやろうということになっています。もう18年度、今年度から、しっかりとそういう取組でやらせていただきたいと思っていますし、今後とも不断の見直しをやっていきたいと思っています。これは各地方整備局だけの問題ではなくて、これは人事管理等々にも関わる問題でもありますので、しっかり本省の方でも掌握して、今後とも見直すべきことはないのかよく検討してもらいたいということを、私から申し上げまして、本省の方でもそうした委員会を設けることになっているところです。これは元々は整備局に職員がたくさんいるときは、整備局自身でやっていた業務で、それが職員が減ってくる等のこともありまして、こうした公益法人もでき、公益法人の方にOBの方々が行かれて、そういう方々が中心となって、やられてこられたという経緯もあるわけです。ただ、随意契約というのはこれは例外ですから、そこの委託契約の適正化について、これまで十分にされていなかったということは反省しなければならないわけでして、今後はしっかりとそうした適正化がきちんと実施されているかどうかを私どもも見ていきたいと思っています。河川だとか国道だとかは本当に実際に現場の事務所などに行きますと少人数でやってるんですね。私の地元に大和川河川事務所という事務所があるのですが、管理をしている出張所が2つあります。私の地元の堺の出張所には職員が3名、それからもう一つ出張所が王寺にあるのですが2名、これが職員なんですね。それから大和川河川事務所では管理部門は9名。約50キロ近いこの大和川の河川管理をしていくというのは、これだけの職員ではとても当然できるわけではないのです。といって、職員としてしっかり抱え込むというのも非効率的な中で、平時の日常の河川管理については、こうした公益法人の方々の力を借りて委託をしてやってるというのが実態だと思います。これは恐らく他の河川でも他の国道でも同じ実態なんだろうと思います。ただそこで過去からの慣例、慣行ということで、漫然とやっているのではなくて、やはりここは公務員なわけですから、公務なわけですから、しかっりと原則はきちんと入札をすると。例外的にどうしても必要な場合、特に必要性のある場合には随意契約という、この原理原則はきちんとわきまえてやっていかないといけないと思います。今後ともそういう方針でしっかりと本省としてもよく見ていきたいと思っております。
 
(問) それからもう一点JALなんですけども、またこの週末に車輪を格納するところの扉が開いたまま着陸するというトラブルが起きました。これについての御所見を伺いたいのですが。
(答) これについてはどういう原因なのかということが大事だと思うんです。それが整備不良なのか、それともそもそも機体に何か問題があるのかどうか。この原因の究明をまずしっかりとしていただくことが大切だと思います。JALの方でもこの原因究明について今調査しているというように思います。また、その原因について明らかになり次第、皆様に御報告をさせていただきたいと思います。
 
(問) 先週末にメール問題で民主党の執行部が総辞職されまして、今、次の代表を選ぶために調整を続けているようですけれども、この一連の動きについて大臣どうお考えでしょうか。
(答) あまり人のことを心配する余裕がないですけれどもね。民主党の方々というのは、私昔、新進党で一緒にやった仲間がたくさんいらっしゃいます。個人的にも今でも親しい方がたくさんいらっしゃいますし、しっかり頑張ってもらいたいなと率直に思っています。何か昔の新進党の時の苦労をまたされているのかなというような感じもしないわけではありませんが、ただ、日本のこれからの政治を考えた時、やはり健全なしっかりした野党があるということは、とても大事なことだと思いますので、是非頑張ってもらいたいと思っています。
   
(問) 危険な分譲マンションの建替えに関して、グランドステージ千歳烏山で世田谷区が事業主体になり得ないというか、ならないというようなニュアンスのことを住民に伝えたということですが、それについて大臣の御所見をお願いします。
(答) 私も報道でしか知りません。報道でそれは知りましたが、どういうことなのかよく世田谷区の方からお話を聞かせていただきたいと思っています。大事なことは、住民の方々の居住の安定を図ること、そのために支援策も取りまとめさせていただいているわけでして、よく世田谷区の方と連携をとって、住民の方々に無用な不安が生じないようにしないといけないと思っています。
 


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