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  大臣会見要旨(平成18年4月14日)
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平成18年4月14日(金)
9:00〜9:17
国土交通省会見室

 

閣議・閣僚懇

 おはようございます。本日の閣議は、一般案件1件、国会提出案件が11件、政令の決定が2件、人事案件が2件です。今日閣議で防災担当大臣の方から平成18年豪雪について報告がありました。150名の方がお亡くなりになりまして死者、行方不明者数では戦後3番目の大雪被害となっております。国土交通省といたしまして、今後雪崩それから融雪これに対する警戒がまだ必要でございます。万全を期してまいりたいと思っておりますし、あと道路の被害状況の把握、これをしっかりさせていただきたいと考えております。また豪雪地帯における安全安心な地域づくりのための懇談会を今開いておりますが、これにつきましてもしっかりと検討をし、今後の豪雪対策に繋げてまいりたいと考えております。来週にもまたこの懇談会が開催されるということでございます。ちなみに国土交通省に設置されておりました国土交通省豪雪対策本部を国土交通省豪雪情報連絡室に移行させていただきます。それと今日閣議で総理の方からですね、一つは昨日起こりました東京湾での船の事故、それから先般起こりました神戸空港での車両によるフェンスを突破して滑走路上に入っていったという事案がありましたが、この二つのお話がございまして、安全対策、さらにはセキュリティー対策にしっかり対応してもらいたいというお話がありました。今、国交省としても取り組んでいるところでございますが、安全対策、今特に船の事故が続いておりますので、そうした安全対策並びにセキュリティー対策に万全を期してまいりたいと考えております。私の方からは以上です。


質疑応答

 
(問) 総理からの閣議での言葉なんですが、これに対して大臣から仰られた形で報告されたんですか。
(答) それぞれの事故の状況について簡単にですね、事故というか片方は事件ですが、報告をさせて頂くとともに今対策についてもとっておりますということもご報告させて頂きました。
 
(問) 耐震強度偽装事件の関係なんですが、警視庁の合同捜査本部とかがですね、ヒューザーの小嶋社長に対する事情聴取の方針を固めたという報道があるのですが、いずれにしても今回の耐震強度偽装の捜査が新しい局面に入っていくのかなというように感じるのですが、これについて大臣としてはどう受け止められていますでしょうか。
(答) やはり私どもの調査というものには限界がありますので、やはり捜査当局の方々の捜査による事実解明については大変期待をしているところです。
 
(問) 次は別の質問なのですが、スカイマークの西久保社長が、先日国会で招致されて考え方などを述べられたと思うのですが、羽田ー新千歳路線の認可について、こうしたことも含めて判断していきたいというように言われたと思うんですが、今後28日に迫った予定についてその認可についてどのような判断をされるのか現時点でどのようにお考えでしょうか。
(答) まだ特別監査が続いております。その特別監査の状況の報告も受けて、最終的に判断をさせていただきたいと思っております。いずれにしましても28日ですので、あまり日にちがございませんので、近々判断をさせていただきたいと思っております。
   
(問) 国会ではですね、西久保さんがご自分の経営方針などを言われたと思うんですが、これについてどのような印象を持たれていますでしょうか。
(答) 一面、お話聞いていて、非常に明快と言いますか明快に述べられていらっしゃる、御自身の考え方をしっかりと持っていらっしゃるなということは感じました。ただ、公共交通の持つやはり役割とか公共性、使命について、私は、もちろん採算というのは大事なことだと思うんです、民間企業ですから。ただ、その安全確保、また公共交通のそうした社会性や公共性というものがあってのやっぱり採算だと思うんです。そこのところについて西久保さんがどれだけ深く認識をされてらっしゃるのか。もう少しお聞きしたかったなというのが率直な感じであります。
 
(問) 今の関連なんですが、もうちょっと深くお聞きしたかったと今おっしゃいましたけども、認可するかどうかの判断まで短いですが、国交省として、西久保さんからもう一度お話を聞くということは考えられますか。
(答) いや、それはないですね。
 
(問) スカイマークについて、新たに整備管理の基幹となるシステムからデータが消えてたということが明らかになってまして、直ちにそれで整備管理ができなくなっているということではないにしても、利用者にとってみれば、本来規定されているべきシステムができてないということ、非常に心配な点があるわけですけれども、この事態をどう受け止めていらっしゃるのかということ、今後の監査、他に見るべきポイントがあるのかどうか、その辺の姿勢をお聞かせいただけますか。
(答) はい、ちょっと事実関係についてお話をさせていただきたいと思いますけども、今のお話は昨年の12月7日にスカイマーク社の部品管理コンピュータシステムのうち、データベースの記録装置が故障しまして、電子データの一部が消失をするという事例がありました。現在、部品の時間管理など重要なデータにつきましては、既に復旧していますが、在庫管理など一部データについては復旧作業を行っているというように聞いています。本年6月末までには全て復旧する予定ということだそうです。このことにつきましては、昨年の12月20日にスカイマーク社に立入検査に行った際に今の事例を確認しまして、早急にシステムを復旧するよう、また復旧までの間、適切に部品管理を行うよう指導をしています。また、当該データベースが故障した後の部品管理状況についても検査を実施をしまして、代替方法により適切に部品管理が行われていることも確認しているところです。安全上の問題はありません。航空機の運航にも影響はありません。という状況だと聞いています。
 
(問) このシステムに関してなのですけれど、スカイマーク自身が整備規程の中で、整備計画や部品の時間管理をこれでもってするというように定めていると思うのですけれど、そういう重要なシステムをダウンさせていたにも関わらず、12月7日にダウンさせて20日に航空局に指摘されるまで、航空局にも報告していないと。事実上、この間整備規程違反をしているということになるのですよね。それについては、問題があると思うのですが、どのような御認識でしょうか。
(答) 今、私が申し上げた範囲で、私は事実関係について報告を受けています。さらに詳細な事実関係については、今日の時点では、私は今言われたことも含めまして、まだ聞いていません。こういう話ですから、正確を期した方がいいと思いますので、これはむしろ航空局の方から後程、報告させたいと思います。
   
(問) 村上ファンドが持つ阪神電鉄株を、阪急が買い取りをいろいろと模索、検討している件については、いわゆる安全、安心を含めた運行面から見て、どういうように見てらっしゃいますでしょうか。
(答) これについては、現時点では、安全な運行云々ということについて、コメントする程の具体的なお話は聞いていません。もう少し私どもとしては、推移を見守りたいというように思っています。
 
(問) 他の私鉄も含めて、関西の私鉄をいろいろ巻き込んだ動きに発展する可能性もあると思うのですが、その点は如何でしょうか。
(答) これは先ほど冒頭申し上げたように、公共交通には非常に公共性、社会性というのがあるわけです。そういう意味で、私どもはそういう観点から安全確保はもちろんですが、そうした様々な動きについては、よく見ていきたいと、見守っていきたいと思っています。
   
(問) スカイマークの件ですけれども、昨日、次官が会見の中で、集中監査の中で不手際、不適切な点が見つかったというお話がありましたけれども、それはこの整備管理のシステムのダウンの話が含まれているかどうかということと、それ以外にも不適切な点があるとすれば、今現在どういうことを把握されているかという点をお話いただければと思います。
(答) 私も一部不適切が考えられる事項があるということは聞いています。その詳細な内容についても、これについても後ほど航空局の方からむしろ技術的、専門的な話もありますので御報告をさせてもらえればと思います。
 
(問) 今お聞きになっているような点が見つかったことについての御所見としてはいかがでしょう。
(答) やはり不適切な事例の中身と言いますか、程度というのがあると思います。もっとこういうようにした方が良いというのと、これは本当まずいねというのとです。それによっては、やはりこれまでの評価、判断も違ってくると思います。その内容については是非、航空局の方から受けていただければと思います。
   
(問) 同じようにスカイマークエアラインズの件なんですけれども、来週そうそうにももし認可する際に、いろいろと条件を付けなければいけないということで検討されているかと思いますが、今どんな検討をされているのでしょうか。
(答) まさしく今それについて特別監査の結果も踏まえて検討している最中です。まとまり次第御報告したいと思います。
 
(問) 船の事故等の対策について、総理の方に御報告されたという話でしたが、どのような対策をとられるということなのでしょうか。
(答) 一つは私の念頭にあるのはむしろ鹿児島の方の話ですけれど、それは御承知のとおり、今検討会を立ち上げまして今日、第一回目の会合を開かせていただきます。
そこには学識経験者の方々、それから水産庁、さらには事業者等々入っていただきまして、この1ヶ月のうちに緊急にやるべきことについてはしっかりとりまとめていただきたいと思っているところです。東京湾の方については、あそこの箇所というのは、やはりちょうど湾内に入っていく入口のところです。そういう意味では様々な意味で非常に重要な海域というか地点だと思います。それは安全面でもそうですし、セキュリティという面でも非常に大事な部分でして、海上保安庁等による警備活動、また監視活動、こういうのはしっかりやっていかなくてはいけない地点だと思っています。
   


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