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  大臣会見要旨(平成18年6月13日)
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平成18年6月13日(火)
9:37〜9:50
国土交通省会見室

 

   

閣議・閣僚懇

  おはようございます。本日の閣議は、一般案件が2件、国会提出案件が11件、観光白書が決定になりました。条約の公布が1件、法律の公布が5件、人事案件が2件です。私の方から1点御報告を申し上げます。随意契約の緊急点検の件です。先ほどの閣僚懇でも報告がありまして、総理から抜本的な見直しができたというような評価をいただくとともに、見直しの徹底、公共調達の一層の適正化・透明化について指示がありました。今日10時半から公共調達の適正化に関する関係省庁連絡会議が開催される予定で、そこで取りまとめられます。国土交通省としても、誰が見ても随意契約しかないもの以外は一般競争入札等に移行するという考え方で、合計9235件、約2287億円の随意契約について点検を行いました。その結果、引き続き随意契約によらざるを得ないものは915件、10パーセント、金額でいいますと229億円、これも約10パーセントですが、これを除きまして、遅くとも平成19年度から一般競争入札等に移行をしていくことと致しました。約9割について一般競争入札等に移行させていただきます。なお建設弘済会に対する業務委託につきましては、現在検討委員会で様々な御指摘も頂いております。また、私の方からも徹底して見直しをするように指示をしているところですが、その結果平成17年度分でいいますと、3724件、834億円を全て随意契約から一般競争入札等へ移行することと致しました。詳細につきましては11時目途に資料の公表をさせていただき、事務方から説明をさせていただきたいと思います。以上です。


質疑応答

 
(問) エレベーターの関係なのですけれども、昨日シンドラー社の幹部が会見しまして取材しましたら、自らの責任については完全否定されて住民からは若干不満も漏れていますけれども、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答) まだ事故原因については調査中です。私どももしっかり東京都港区、また警察当局とよく連携をとって原因を究明したいと思っております。昨日の会見については住民説明会にも出席する等々、誠実に対応していきたい旨のお話があったのかなと思います。ぜひ原因の究明並びに再発の防止に向けて、シンドラー社としてもしっかり対応していただいきたい、情報の提供、誠実な対応をぜひお願いをしたいと思っています。
 
(問) 歳出・歳入一体改革のからみで、昨日2011年度に財政の健全化を果たすためには、政府与党の協議で17兆円不足するという数字が出ましたけれど、公共事業、本当に必要なものを確保するという御立場から、この17兆という数字の議論についてはどのように見ていらっしゃるのでしょうか。
(答) まだその数字自体は直接に私は聞いていることではありません。ただいずれにしても2011年度にプライマリーバランスを黒字化していくというのは、我が国の今の財政の現状から見て、これは非常に重要な目標でして、国土交通省としてもしっかりこの財政健全化に向けて取り組みをしなければならないというように思っております。ただ従来申し上げてきましたように、公共事業だけを取り上げてそこのみを標的にするのではなくて、全体として抑制しなければいけないと思うのです。またその中でも必要なものはしっかりとやっていかなければいけないし、だから一律に公共事業について、例えば5年間で3パーセントという形でやることが本当にいいのかどうか、そこはよく議論をしなければならない。もちろん抑制はしていかないといけないし、必要なものに特化、重点化していくということは大変重要なこと。またコストを縮減していくことも大事なことだと思います。そうしたことをしながらも、やはり急がなければならないことというのもあります。安全、安心に関わること、国際競争力の維持、強化に関わること等々、また維持管理、更新コストもこれからかかってきます。そういうことも総合的に判断して、やはり検討すべきだというように思っています。
 
(問) エレベーターの関係であすが、昨日の会見でスイスからグループ全体のエレベーターの責任者という人が来てまして、国交省とか警視庁の事情聴取に積極的に協力したいという趣旨のことを言っていたのですけれども、近々本国の幹部とか日本の社長などから話を聞くような予定はありますか。
(答) そういうお話があったことは聞いております。いつ来られるか、恐らくまだ連絡はないのだと思っていますが、来られましたら私どもも聞きたいことが沢山ありますので、しっかり担当の方から聞かせていただきたいと思っています。
 
(問) 会社の方も情報開示をこれから積極的にやっていくと言っているのですけれども、来るということが決まったらまた広報等をしていただけると考えてよろしいですか。
(答) 来られるということですか。
 
(問) はい。
(答) それは、検討したいと思います。
 
(問) エレベーターの対策について、社会資本整備審議会の建築物事故災害対策部会で対策を検討される、始めようということですが、どのような思いで対策に望むべきかと。
(答) まず今回の港区での事故原因について、やはりこれを明らかにしていくことが急がれるというように思っています。今、専ら警察当局が捜査に入ってやっているわけですが、国土交通省としてもよく警察当局と連携を執らせていただきたいというように思っていますし、連携は執っています。警察の方々だって専門家ではありませんから、そういう技術的な問題についても連携を執る必要がある、警察当局の方からも連携を執りたいというようなお話もいただいているところでして、しっかり連携を執っています。事故原因をできるだけ早く明らかにしていくことが大事だと思っています。ただ、明後日の段階では、そこで確定した話ができるかというと、まだ実際実験をやったりしている状況でして、確たることは明後日言える状況ではないだろうと思っています。今回の事故原因の問題を究明するとともに、先般申し上げたとおり、こうしたエレベーターの事故、トラブル、全国でたくさんあるわけです。こうした事故、トラブルがあった時に、それがなぜそうなったのかという分析がきちんとされる必要がありますし、それがまた関係地方団体等にしっかりと共有される必要があります。その辺の仕組みについては、これまでも検討してきたのですが、また、実際取り組んできたわけですが、そうした情報の収集、分析、そして共有体制というものを是非しっかり執らせていただきたい、その辺の議論についてもお願いしたいと思っています。
 
(問) 昨日、サッカーを御覧になったのかということと、どのような御感想をお持ちかということを教えてください。
(答) あんまりお話したくないですね。気分が悪いので。昨日見ていました。見ていましたけれども、まだ2戦目、3戦目があるので是非頑張ってもらいたいなというように思っています。
 


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