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冬柴大臣会見要旨(平成19年11月30日)

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  冬柴大臣会見要旨(平成19年11月30日)
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平成19年11月30日(金)
9:25〜9:30
衆議院議員食堂
冬柴鐵三

 

   

閣議・閣僚懇

  おはようございます。本日の閣議は一般案件が4件、国会提出案件が21件、法律の公布が5件、政令の決定が1件と人事案件です。当省に関係するもので特にご報告することはありません。私から一言申し上げます。改正建築基準法の施行については、11月14日、認定書の写しの添付や計画変更の取扱いに係る省令改正を行うなど、円滑化に向けた取組を進めているところです。これまでの取組の結果、本日14時に公表する予定ですが、10月の住宅着工は前月と比較して増加に転じ、建築確認も着実に改善しつつあります。しかしながら、例えば、北海道や東北等の地域では、冬の期間は建築確認が下りても雪等のために着工できず、関連中小企業が資金繰り等で困難に直面するおそれが高いと認識しています。そのため、中小企業庁に要請し、ご案内のとおりですが10月9日にセーフティネット貸付を適用し、さらに、今週の火曜日にはセーフティネット保証、各都道府県の信用保証協会等で保証し、しかも、限度も2億円ということですが、その保証の対象業種の追加指定をしていただいたところであり、引き続き、年末に向けた関連中小企業の資金繰り対策に万全を期していきます。また、遅れている大臣認定プログラムにつきましても、現在、鋭意準備を進めているところであり、何とか年内を目途に第1号の認定を行うことができるよう努力していきます。こうした状況を踏まえて、来週、建築関係者の生の声を聞くため、現場に出かけたいと考えています。私からは以上です。


質疑応答

 
(問) 整備新幹線なのですが、未着工区間を早く着工しろという声が与党内で高まっていますが、これについてご所見をお願いします。
(答) 着工というのはお金がないとできないので、お金をどうするかということを前から申し上げているとおりです。安倍内閣総理大臣の時代に、総理がこの年末までに政府与党の検討会議を開くようにしたいとおっしゃっていたので、これは綸言汗の如しで守らなければならないと思っています。しかし、そこで論じられることは、どこをどうするということは決まっているわけで、やはり、中心はお金をどうするかです。例えば、北海道の函館から札幌まで延ばすには1兆8百億円が必要です。それから北陸新幹線ですが、これを敦賀まで延ばすとすれば8千5百億円が必要です。したがって1兆9千3百億円の資金繰りをどうするのかが主題でして、その点については政府もいろいろ考えなければいけませんけれども、先の16年12月の決定のときには党が主導してそれについてはいろいろ考え、それを政府が呑んでくれたということもありまして、是非その知恵を与党で出していただきたいと考えています。
   

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