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冬柴大臣会見要旨(平成20年1月29日)

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  冬柴大臣会見要旨(平成20年1月29日)
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平成20年1月29日(火)
8:50〜8:56
衆議院議員食堂
冬柴鐵三

 

   

閣議・閣僚懇

  おはようございます。本日の閣議は、当省に関係する法律案の決定が4件ありました。私から1点ご説明させていただくことがあります。宿舎費及びレクリエーション経費等の今後の取扱いについて、金曜日の会見で、私自身がご質問にお答えしたところですが、その後、省内で検討、相談し、私も判断をした上で公表に至ったものです。本来は、私からご説明すべきことではありましたが、できるだけ早く公表させていただいた方がいいということから、次官から公表させていただいたところですので、ご了解いただきたいと思います。内容については、詳細は申し上げませんが、道路特定財源について現行税率の維持をお願いしている中で、また、納税者の方々にも、ガソリンが高騰している状況で、疑念や不快の念を抱かれることのないようにとの趣旨から、今後、レクリエーションのための費用は、道路特定財源から支出しないようにしたものです。また、道路特定財源が充てられている宿舎については、新規は厳に抑制するなど、一層の適正な運用を行うこととした次第です。私からは以上です。


質疑応答

 
(問) 暫定税率の関係ですけれども、与党がつなぎ法案を出すことに対して、野党側は審議拒否も辞さないという構えで、今後、国会の審議が混乱する可能性もあるようですが、大臣の見解をお願いします。
(答) 報道で、今あなたがおっしゃったようなことを知っている程度でして、党が進めていることであり、私は党からも相談を受けていませんので、それ以上のコメントはできません。
   
(問) 宿舎とレク費に関連してなのですけれども、宿舎については事務次官の会見でも、今後、売却も含めて検討していくというお話だったのですが、今、1万人強の職員がいる中で8千戸以上の宿舎があります。最近の傾向を見てみますと、他は宿舎売却の流れになっている中で、8千戸を保有して、さらに新規を新たに増やすことについてはどうでしょうか。
(答) 新規は自粛することにしました。私どもの仕事はご案内のとおり、道路整備も含まれますので、職員が常に、例えば、東京で過ごすこととは違うわけです。したがいまして、おっしゃるように、1万人に対して8千戸は多いのではないかというお考えはそのとおりだと思います。しかし、今までこの定員削減やそういうものを重ねてきて、そういうことも影響があるし、職場が日本全国2万2千kmのあちらこちらにあるということが影響しまして、直ちにどこを処分するということはできませんけれども、余剰分は当然、処分対象にしていかなければならないと思いますが、今後検討していきたいと思います。
   
(問) 工事車両以外の車両も道路特定財源から購入していたと次官もお認めになったのですけれども、その中で、例えば、平成15年度に限って申しますと、4億円以上のお金が工事車両以外の車に充てられています。さらには、1台4百万円以上する高級自動車、その主たる目的は黒塗りを購入したわけで、黒塗りまで道路特定財源で購入されていることについてはどうでしょう。
(答) 道路特定財源ということではなく、必要なものは仕方がないけれども、できるだけ先ほど申し上げたように、そういうものについても自粛をしていきたいと思います。
   
(問) 中期計画の件ですが、拠点港湾から最寄りの高速インターまでを10分以内に整備するという計画で、10年間で1兆円くらい試算されていると思うのですけれども、ほとんどが20分以内くらいで現時点もアクセスできる状況の中で、数分を縮めるために1兆円という額が算出されていることについて、半ば強引な部分もあるかと思うのですが、その件に関して大臣のご説明をお願いします。
(答) 世界の経済大国をずっと見ていただければ分かると思いますけれども、ほぼ、アクセス道路としては港湾・空港からインターチェンジまで10分以内というところが一つの標準になっているのです。ですから、20分以内云々とおっしゃいますが、その5分、10分というのは大変貴重でして、我々としてはやはり、そういうところは目指さなけれなならない。箇所とか検討していただければ分かると思います。いらないものは造る必要はないし、真に必要なものは造らなければならないと思います。
   

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