観光地におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に向けて ~「観光DX推進のあり方に関する検討会」の最終取りまとめを公表します~

最終更新日:2023年3月28日

 観光庁では、観光産業の生産性の低さや、観光地における近年の旅行形態や消費者ニーズの変化等への対応の遅れ等、観光産業・観光地が抱える課題を、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により解決を図っていくために、「観光DX推進のあり方に関する検討会」を設置し、討議を行ってまいりました。
 本検討会におけるこれまでの討議を踏まえ、この度、「観光DX推進による観光地の再生と高度化に向けて(最終取りまとめ)」を取りまとめましたので公表します。

最終取りまとめの概要

 デジタルツールの利用環境やネットワーク環境の整備が進むとともに、観光地においてもデジタル技術を活用する機運が、これまで以上に高まっています。観光庁では、令和3年度からDXの推進が観光地における課題の解決につながると考え、先進事例の創出に向けて実証事業等の取組を行ってきましたが、いまだツールの導入、データの利活用、デジタル人材の育成・活用等多岐にわたる課題が残っています。

 このような状況を鑑みて、各地域・各事業者の個別最適の流れから、観光地・観光産業全体の最適化への転換を図り、観光地の持続可能な成長を実現するため、本検討会では[1]旅行者の利便性向上・周遊促進、[2]観光産業の生産性向上、[3]観光地経営の高度化、[4]観光デジタル人材の育成・活用の4つの柱ごとに、観光DXの推進のあり方を検討してまいりました。

 本最終取りまとめは、これまでの検討を踏まえ、4つの柱ごとに、将来ビジョン、現状・課題、課題解決の方向性等を示すとともに、2027年度をターゲットとしたKPIと、その達成に向けた具体的なロードマップについて定めたものです。

 今後は、本ロードマップに沿って、観光DX推進に向けた具体的な施策を講じてまいります。

※最終取りまとめについては、以下観光庁HPをご参照ください。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/iinkai/kanko_dx.html
 

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