「観光レジリエンスサミット」を東北・仙台にて開催 ~観光レジリエンスの向上に向けて「仙台声明」を採択~

最終更新日:2024年11月13日

 観光庁は、令和6年11月9日(土)から11日(月)にかけて、世界観光機関(UN Tourism)と連携し、アジア・太平洋地域の枠組みにおいて初めての観光レジリエンスに関する閣僚級会合「観光レジリエンスサミット」を宮城県仙台市で開催しました。本サミットでは、観光レジリエンスの向上に向けた今後の取組みの方向性をまとめた共同声明「仙台声明」を採択しました。 また、上記会合の開催と合わせて各国代表と二国間会談を行うとともに、東北地方各地を訪れるエクスカーションを実施し、各国・各機関の参加者の方々に、文化や食、自然などの東北の魅力を体験・体感いただきました。

フォトセッション

閣僚級会合1

閣僚級会合2

閣僚級会合3

1.観光レジリエンスサミット概要

●開催日:令和6年11月9日(土)~11日(月)
●開催場所:宮城県仙台市(仙台国際センター、ホテル佐勘)
●出席者:
・日本 斉藤鉄夫 国土交通大臣(議長)
・仙台市 郡和子 仙台市長
(参加国)
・フィジー ヴィリアメ・ンガヴォカ 副首相 兼 観光・航空大臣
・マレーシア ティオン・キン・シン 観光・芸術・文化大臣
・パプアニューギニア ベルデン・ノルマン・ナマ 観光芸術文化大臣
・ラオス ダラニー・ポムマヴォンサー 情報文化観光省 副大臣
・韓国 キム・ジョンフン 観光政策局 局長
・東ティモール アントニオ・ダ・シルバ 観光・環境省 局長
・パラオ クリスチャン・ニコレスク 在京大使館 公使
・フィリピン ニエル・バレステロス 在京大使館 アタッシェ
・中国 ワン・ウェイ 在京大使館 アタッシェ ※歓迎レセプション、昼食会、エクスカーションに参加

(国際機関等)
・世界観光機関(UN Tourism) ゾリッツァ・ウロセヴィッチ 上級部長
・世界観光機関(UN Tourism)駐日事務所 本保芳明 代表
・国連防災機関(UNDRR)神戸事務所 松岡由季 代表
・太平洋アジア観光協会(PATA) パベンシュ・クーマ 持続可能性・研究部長
・日本観光振興協会 冨田哲郎 副会長
・日本旅行業協会(JATA) 髙橋広行 会長
・日本政府観光局(JNTO) 蒲生篤実 理事長

●日程
<11月9日>
・関連シンポジウム
・二国間会談
・歓迎レセプション(仙台市主催)
<11月10日>
・閣僚級会合
・昼食会
・記者会見
・半日(仙台市主催)、1泊2日エクスカーション
<11月11日>
・エクスカーション(1泊2日の2日目)

2.結果概要

(1)閣僚級会合
 観光レジリエンスの向上に向けて、危機や自然災害の発生を予防し、その影響を最小限に抑えるための優先事項を確認するとともに、危機や自然災害の発生後の適応と変革を通じた回復の促進について、各国の経験や知見を共有し、議論を行いました。
 アジア・太平洋地域の観光分野のさらなる強化や強靱で持続可能な観光の実現を図るため、世界、国、地方、民間などの多様な関係者が連携・協力しながら、観光レジリエンスの向上に取り組むことに合意し、観光レジリエンスの向上に向けた今後の取組みの方向性をまとめた共同声明(「仙台声明」)を採択しました。

(2)二国間会談
●フィジー
 秡川観光庁長官とフィジー共和国ヴィリアメ・ンガヴォカ副首相兼観光・航空大臣は、観光分野に係る協力についての覚書を締結しました。また、観光におけるレジリエンス向上の重要性を再確認するとともに、双方向の観光交流の更なる促進について意見交換を行いました。

フィジー覚書

●ラオス
 秡川観光庁長官とラオス人民民主共和国ダラニー・ポムマヴォンサー情報文化観光省副大臣は、二国間の観光交流の促進や観光分野における人材育成などの協力について意見交換を行うとともに、2025年日ラオス外交関係樹立70周年に向け、記念イベントの開催などを通じて協力関係を深めていくことを確認しました。

ラオス

(3)エクスカーション
 本サミットでは、岩手・宮城・福島など東北各地を訪れるエクスカーションも実施しました。ご参加いただいた各国・各機関の皆様には、文化や食、自然などの東北の魅力を体験・体感していただきました。参加した方々からは、「紅葉がとても美しく、厳かなお寺の雰囲気に感動した」「武将体験など日本の文化を、体感できて良かった」といった声をいただきました。

エクスカーション1

エクスカーション

※上記のほか、仙台市主催のエクスカーション(東日本大震災の復興の歩みと仙台市の魅力に関するコース)も実施。

報道・会見

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電話:03-5253-8922
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