G20観光大臣会合等の結果概要 ~持続可能な開発目標(SDGs)達成における観光の意義を確認~

最終更新日:2023年6月28日

6月21日(水)にインド(ゴア)にてG20観光大臣会合が開催され、日本から和田観光庁長官が出席し、持続可能な観光地域づくりの重要性等について発信。環境・社会・経済などの包括的な観点から、関係者が一体となって観光施策に取り組む必要性について、共通理解が得られました。

G20観光大臣会合等の結果概要 ~持続可能な開発目標(SDGs)達成における観光の意義を確認~

1.観光大臣会合概要

(1)開催日時:令和5年6月21日(水)17時30分~20時00分(日本時間)
(2)参加国等:G20(インド(議長国)、日本 、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、カナダ、EU、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国(ただし、当日欠席)、インドネシア、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ)、スペイン、オランダ、UAE、シンガポール、エジプト、バングラデシュ、ナイジェリア、オマーン、モーリシャス、世界観光機関(UNWTO)、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)、国際連合環境計画(UNEP)、国際労働機関(ILO)、アジア開発銀行(ADB)、経済協力開発機構(OECD)
(3)我が国出席者:和田浩一 観光庁長官、白鳥綱重 観光庁国際関係参事官 等
(4)結果概要
  • G20観光大臣会合では、観光がSDGsの達成において果たす役割の重要性について議論を行い、日本からは、環境に優しい観光にとどまらず、社会・経済の持続可能性を高める観光を含めた広義の「持続可能な観光」を各国・官民が連携して進めていくべきことや、双方向の人的交流は経済的効果だけでなく、相互理解の増進・平和につながることについて、発信しました。
  • その結果、環境・社会・経済などの包括的な観点から、関係者が一体となって観光施策に取り組む必要性につき共通理解が得られ、本会議の議長総括の付属文書として、5つの分野(※)に関し、課題や推奨される取組例などを整理した「ゴア・ロードマップ」がとりまとめられました。 ※ [1]グリーンな観光、[2]デジタル化、[3]観光人材のスキル、[4]観光零細中小企業、[5]観光地マネジメント
 

2.各国とのバイ会談

インド シュリパド・ヤェソ・ナイク観光省副大臣との会談

G20議長国としての尽力に謝意を表するとともに、日印首脳会談(3月)で合意された「日印観光交流年」を契機とする観光交流の促進やそれに向けた二国間の連携強化について議論を行い、日印間の観光に関する覚書を将来的に改正する方向性について合意しました。
 
 

国連世界観光機関(UNWTO)ズラブ・ポロリカシュヴィリ事務局長との会談

本年10月に開催されるツーリズムEXPOジャパン及び「日ASEAN観光大臣特別対話」への協力を要請するとともに、UNWTO駐日事務所を活用した観光交流の促進について議論を行いました。
 
 

韓国 チャン・ジェボク駐印韓国大使との歓談

4月の日韓観光担当大臣会談での合意を踏まえた日韓観光交流の促進について意見交換を行いました。
 
 

アラブ首長国連邦(UAE) アブダッラー・ビン・トゥーク・アル・マッリ経済大臣との会談

両国の観光交流促進に向け、観光分野における協力覚書の署名に関する打診を行うとともに、日本政府観光局(JNTO)ドバイ事務所や航空事業者等を通じた二国間の連携強化について議論を行いました。
 
 

報道・会見

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