新しいワーク&ライフスタイルを目指して
制度を利用して福島のお母様を見舞う社員
最大6万円の旅費補助を決定
休暇に何をするかを考え、充実したオンとオフを過ごす新しいワーク&ライフスタイルを目指す日本マイクロソフト株式会社。2010年7月より、ワーク・ライフ・バランスの満足度向上を焦点の一つとして、年間10日の有休休暇取得を企業のコミットメントとして設定し、部門長への指導などの取組を行っている。
有給休暇取得の促進に加えて、ポジティブ・オフ運動に賛同した後、東北地方等の指定地域へ旅行する場合、通常2万円の旅費補助を最大6万円にする事を決め、社長室と人事本部の連名での全社員宛のメール、社会貢献のニュースレターやイントラネットで告知を行った。
社会貢献の制度づくりのきっかけに
「メールを見て2分で行く事を決めました」「これをきっかけに岩手に行く事にしました」「自分も節電に参加できて、家族にもメリットがあるいい取組です」「福島の観光協会に6万円のパックツアーを作るように打診してもよいでしょうか」
今回の取組は、1週間に従来の1年分に匹敵する問い合わせが寄せられ、結果として、500名を超える社員がこの旅費補助を利用した。
節電を含む復興再生支援を今後も企業として取組む課題と位置づけ、中長期的なテーマとして捉えている同社にとって、「ポジティブ・オフ」運動への賛同は、会社と社員が一緒に社会貢献に取組める制度づくりの大きなきっかけとなっている。