ポジティブ・オフの推進で、地域観光活性化に貢献
全社に掲示されたオリジナルポスター
観光地とのコラボレーションで、旅行を促進
株式会社NTTデータでは、地方の観光協会や自治体、近畿日本ツーリストと直接連携し、通常ではなかなか知ることができない地方のユニークな旅情報、観光資源を社員に紹介し、旅行の促進を行っている。
これは、節電のためのオフィス不使用により設定された、2回の長期連続休暇をきっかけに、社員が長期休暇を有意義に過ごすための支援をすると同時に、1.節電、2.復興支援、3.日本経済活性化の3つの目的を達成する施策として開始した。
東北以外の地方でも観光産業が落ち込んでいることを踏まえ、被災地でのボランティアツアーだけでなく、間接的に復興支援が行える取組を盛り込んだ東北以外のツアーも設定し、オリジナルポスターの設置や企業ポータルサイトへの掲示で社員に啓発を行っている。
職場や家族の絆を深め、働き方を見つめ直すきっかけに
「被災地や今後の日本復興を願いつつ、旅先で楽しいひとときを過ごしてもらいたい。そのなかで今までの働き方を見つめ直す時間を持ってもらいたい。」と担当の平出さん。社員の間で、旅行に関する話題がよくのぼり、チーム内のメンバー同士や家族で旅行に行くケースも出てくるなど、旅行促進の効果は徐々に現れている。
また、今回の取組によって、地方自治体との繋がりの強化や地域観光を自社のICT技術によって解決するアイデアなど、ビジネスへの波及も生まれている。