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取組紹介

賛同企業・団体で実際に行われている取組をご紹介します。

「ポジティブ・オフ」運動に

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MSD株式会社

休暇取得の拡大で“ワーク・ライフ・インテグレーション”の実現を

ライフサポートを中心とした休暇制度

医薬品業界を代表するグローバル企業の一つに数えられているMSD株式会社は、個々に医療機関や医師を担当して営業活動に従事するMR職での女性の躍進が進んでいることもあり、社員のライフサポートの視点から、より利用しやすい休暇の仕組みづくりに重点を置いている。例えば、完全無給だった育児休業を、「取得開始から5日間」は有給扱いにしたり、妊娠・出産を控えた社員が利用しやすいよう積立休暇の制度を改訂するなど、社員本人や配偶者に配慮した休暇制度づくりが進められてきた。
これらの休暇制度の利用拡大に向け同社では、人事スタッフと、産休を控えた社員本人、上司による”三者面談”での制度説明や、社員が各テーマに沿って独自の活動を行っている社員ネットワークからの、子育て・介護に関連した休暇及びボランティア休暇取得の働きかけが行われている。

社員の意識、風土改革、働き方の見直しによる休暇取得促進

これらの取組により、育児休暇を取得した男性社員から「限られた時間だったけれども、子育てを楽しめたし、とてもよかった」といった声が聞かれるなど社員からは前向きな意見が上がっている。

ライフサポートやボランティアに関する休暇制度の利用が拡大する一方で、年休の取得率は改善の余地があり、社員の意識、風土改革、働き方の見直しが課題と考えている。そのような状況を踏まえて同社は、「ポジティブ・オフ」運動の社内展開を進めており、運動への参加表明と合わせて今後進める取組([1]休暇取得奨励キャンペーンの実施、[2]休暇を取得しやすい職場環境や風土の醸成、[3]業務が効率的に進められ個々人が能力を最大限に発揮できるような環境づくり、[4]働き方の見直しにつながる啓発活動の実施、[5]長時間労働に対する削減対策の実施と改善例の共有、[6]各種休暇の活用事例紹介)について社長からのメッセージを発信した。

今後は、「ポジティブ・オフ」運動の更なる社内展開と合わせて、社内の先行事例を踏まえたグループ全体での業務効率化・生産性向上を行うことで休暇取得率を向上させ、“ワーク・ライフ・インテグレーション”の実現を目指す。