国土交通省
 交通バリアフリー法に基づく基本構想(山梨県石和町)の
 受理について

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平成14年1月30日
<問い合わせ先>
総合政策局交通消費者行政課

(内線25504、25518)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 交通バリアフリー法に基づく基本構想が山梨県石和町から送付され、平成14年1月24日に受理いたしました。

 石和町の基本構想は、平成12年11月15日に交通バリアフリー法が施行されて以来5番目の基本構想です。

 

石和町連絡先: 石和町企画課
TEL:055-262-4111(内線213)

(参考)これまでの基本構想策定状況

    福岡県福間町     平成13年 4月12日受理
    北海道室蘭市     平成13年 7月 4日受理
    広島県呉市       平成13年 8月31日受理
    千葉県千葉市     平成13年12月 4日受理


石和町石和温泉駅基本構想の概要

 

  1. 経緯
     平成13年12月25日作成
     平成14年 1月22日公表

  2. 石和町の概要
     人口 26,411人 世帯数 10,260世帯ha 市域面積 14.92ku
     高齢者数    4,005人(15.2%)(全国平均17.3%)
     身体障害者数 1,096人( 4.1%)(全国平均 2.9%)

  3. 旅客施設及び重点整備地区の概要
    JR中央本線石和温泉駅 (1日平均利用者数5,670人)
    重点整備地区の面積 118.49ha
    主な施設  石和郵便局 石和町立石和北小学校 石和温泉病院 等
    <重点整備地区の選定理由>
     JR石和温泉駅を中心に半径約1qの範囲とし、土地利用状況、高齢化の状況、施設の集積状況及び都市構造等から検証し、バリアフリー化を一体的かつ効率的に実施する必要がある地区として、北は国道140号、南は石和市部通り線、甲府市及び春日居町との行政界、その他道路によって明確に表示できる地区を選定した。

  4. 石和町基本構想の特徴
     重点整備地区内では、石和駅前区画整理事業及び石和市部通り線整備事業が事業中であり、都市計画道路が部分的に整備されているが、大部分の都市計画道路が未整備区間となっている。このため、基本構想では、将来、地区全域が安心・安全・快適な生活空間となるよう、長期的なまちづくりの視点から移動経路ネットワークを想定し、その中から地区内の都市計画道路とその他の道路で特に緊急性がある経路を特定経路に選定しバリアフリー空間整備の実現を目指す。

  5. 事業の概要
    1基本構想の目標年次2010年(平成22年)
    2公共交通特定事業
      <JR石和温泉駅>
    •  改札口と上りホームを結ぶエレベーター(2基)の設置
    •  視覚障害者誘導用ブロック等による連続した誘導システムの整備
    •  駅構内のバリアフリー化の推進

    3道路特定事業
      <駅前広場>

    •  歩道の段差や勾配及び排水等に配慮し、連続して平坦となるよう整備
    •  駅まで誘導する視覚障害者誘導用ブロックを設置
    •  全ての人にわかりやすい案内板の設置
    •  バス停に上屋、ベンチを設置するともに、低床ノンステップバスの利用に対応できる乗り降り場の構造の整備
    •  車椅子対応の駐車場整備
    •  その他、歩行空間のバリアフリー化の推進

      <道路>

    •  特定経路に選定した道路の内、未整備部分に関する事業実施
    •  歩道は、路面の段差や凹凸などの改善及び配慮した整備
    •  視覚障害者誘導用ブロック等による連続した誘導システムの整備
    •  ベンチ等の休憩施設の設置
    •  その他、歩行空間のバリアフリー化の推進

    4交通安全特定事業

    •  主要な交差点に音響信号機や高齢者感応信号を設置

    5その他の事業

    •  自転車など、歩道上に障害物が無いよう、啓発・PRの推進

  6. 利用者の意見の反映
    1基本構想作成協議会に以下の団体及び代表者が参加し、2回にわたって協議会で議論を行った。
    •  老人クラブ連合会
    •  身体障害者相談員
    •  石和温泉病院

    2基本構想作成協議会に参加していない以下の方々からもヒアリングを実施した。

    •  老人クラブ連合会
    •  身体障害者(視覚障害・肢体不自由)

    3反映された主な事項

    •  駅のエレベーター設置について、当初、JRの設置計画基準に合致しない条件があり困難とされていたところ、車椅子利用者及び高齢者の強い要望を踏まえ、関係者間で調整した結果、エレベーターを導入することで合意された。
    •  駅北側の区域では、駅へのアクセス性が悪く踏み切りなど危険な箇所もあったが、地区住民の強い要望により、北側から駅へのルート整備が可能となり、以前から要望のあった踏切の改善についても、地区住民の強い要望により関係者間で調整し、拡幅・改修が合意された。
    •  移動経路の休憩施設の設置について、高齢者・身体障害者の要望を受け、関係者間で調整し、所々にベンチ等を設置するよう合意された。
    •  石和郵便局など、日常利用する施設へアクセスするルートでは、具体的な整備計画がないため、基本構想にそって整備を行うことは困難とされていたが、高齢者の強い要望により特定経路として歩道の整備などを行う方針が出された。

  7. 法第6条第4項に定められている公共交通事業者等関係する機関との協議
    1公共交通事業者等
      協議相手機関   東日本旅客鉄道株式会社
      協議成立年月日  平成13年9月25日

    2道路管理者
      協議相手機関   山梨県峡東地域振興局道路課
      協議成立年月日  平成13年9月26日
      協議相手機関   石和町建設課
      協議成立年月日  平成13年10月16日

    3都道府県公安委員会
      協議相手機関   山梨県公安委員会石和警察署
      協議成立年月日  平成13年9月18日

    4その他
      協議相手機関   石和町都市計画課
      協議成立年月日  平成13年10月16日

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