国土交通省
 ワールドカップ安全対策に関する
 第4回日韓定期協議について(報告)

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平成14年4月4日
<問い合わせ先>
日韓定期協議関係
総合政策局政策課
  ワールドカップ対策室

(内線24226)

飛行規制関係
航空局技術部運航課

(内線50102)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

  1. 日時
     平成14年4月4日(木)15:00〜17:00

  2. 場所
     韓国 ソウル

  3. 出席者
    1. 日本側
       関係省庁連絡会議安全対策部会
       (座長は警察庁警備課長、他に文部科学省、国土交通省等が参加)
    2. 韓国側
       安全対策統制本部

  4. 議題
    1. 大会に向けたテロ対策について
    2. 大会に向けたフーリガン対策について
      上記に関し、両国の取組状況について情報交換等を行った。

  5. 主な国土交通省関連事項
    • 水際対策の徹底(沿岸警備体制の強化、不審船舶の早期発見と立入検査の徹底等)
    • 旅客船に海上保安官を乗船させての警戒強化
    • 航空機によるテロ等の防止対策の強化(空港等における警戒警備の強化、保安検査の徹底、航空機内における保安対策の徹底、情勢に応じた飛行規制(別添資料参照)(PDF形式)等)
    • 公共交通機関等におけるテロ・フーリガン事案の未然防止及び事案発生時における適切な対処に向けての交通事業者等との連携強化

    *日韓定期協議について
     ワールドカップにおける安全対策について日韓両国が連携して取り組んでいくため、警備当局を中心に情報交換等を行っている会議。
     これまで昨年5月(東京)、9月(ソウル)、12月(東京)の計3回開催。

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ワールドカップ競技場上空における小型航空機による
テロを防止するための保安対策(飛行規制)

平成14年4月
関係省庁連絡会議
安全対策部会

 

  1. 航空法第80条に基づく飛行制限空域の設定
     ワールドカップ競技場の上空について以下のとおり飛行規制を実施する。
    (1)期間:競技開始2時間前〜終了1時間後
    (2)範囲:競技場を中心とする半径3kmの円内
    (3)高度:地表から高度2,500FT(AGL)の空域
    (4)規制対象航空機:以下に掲げる航空機以外の航空機
    1. 気象、交通状況等を踏まえ、管制機関から飛行制限空域を飛行することを指示された航空機
    2. 都道府県警察の使用する航空機であって警備を任務とするもの
    3. 2002年ワールドカップサッカー大会のために展示飛行を行う航空機
    4. 代表取材に使用する航空機
    5. 要人輸送に使用する航空機
    6. その他緊急用務で飛行する航空機

  2. 警備体制
     上記1.の飛行制限空域については、警察において所要の警戒を行う。

  3. 監視体制
    (1)国土交通省及び防衛庁が管理する装備・機材を使用し、飛行制限空域を含め、その外側の空域の航空機の位置を把握する。
    (2)国土交通省及び防衛庁は、(1)で把握した情報を迅速に警察庁又は都道府県警察に伝える。


参考:警察庁プレス資料

平成14年4月4日
広報資料

 

第四回日韓定期協議の開催結果について

 

 日本の「安全対策部会」と韓国の「ワールドカップ安全対策統制本部」は、4月4日(木)午後3時から5時までの間、韓国ワールドカップ組織委員会6階会議室において、第四回日韓定期協議を開催した。

 今回の会議において両者は、テロ対策及びフーリガン対策に関する情報を交換し、両国において安全対策が着実に講じられていることを確認した。また、今後とも両者が密接に連携することにより、大会における安全確保に万全を期することで一致した。

 特に、テロ対策については、情報収集、水際対策、BCテロ対策、サイバーテロ対策等について協議が行われ、大会におけるテロの未然防圧に向けた両国治安当局間の協力関係を確認した。特に、航空機を利用したテロの脅威に対処するため、競技場上空の飛行規制を行うことで一致した。

 また、大会期間中、日本の警察庁と韓国の安全対策統制本部に設置される情報センターに、リエゾン・オフィサーを相互派遣するなど、緊密に連絡をとるための協力体制についても協議を行った。

 今回の協議には、日本側からは、安全対策部会に参加する関係省庁及び日本組織委員会(JAWOC)から担当者が参加し、韓国側からは、安全対策統制本部及びワールドカップ安全業務関係機関等の担当者が参加した。

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