国土交通省
 「丹後半島 環境共生と文化振興のための国際会議」の
 開催について
 (TANGO Peninsula International Forum on Environment and Culture)
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平成14年12月26日
<問い合わせ先>
都市・地域整備局半島振興室
(内線33252、33253)

電話:03-5253-8111(代表)


 

 

  1. 趣旨
     内外の半島地域において、様々な特色ある地域づくりの取組を行う関係者が一堂に会し、その知恵や経験を共有し合うことにより、それぞれの地域における取組の発展と今後の半島振興対策に活かすことを目指して、「丹後半島 環境共生と文化振興のための国際会議」を開催します。

  2. 開催要領
     (1)開催日 平成15年2月15日(土)・16日(日)
     (2)開催地 丹後地域(京都府宮津市ほか)
            主会場:みやづ歴史の館、宮津会館(宮津市)
     (3)テーマ 「半島−水・景観・くらし」Water, Landscape and Life Style in Peninsula
            (水、景観、くらしのテーマごとに3つの視察コース、分科会を設けて議論を行う。)
     (4)主催者
     国土交通省、京都府、京都府丹後半島振興期成会(宮津市、加悦町、岩滝町、伊根町、野田川町、峰山町、大宮町、網野町、丹後町、弥栄町、久美浜町)
     (5)協力
     半島地域振興対策協議会、半島地域振興対策議会議長連絡協議会、全国半島振興市町村協議会
     (6)海外招へい国
     韓国、アメリカ、イタリア、EU
     (7)参加予定者
     行政関係者、学術研究者、学生、地域住民等約400名

  3. プログラム
    • 第1日(2月15日(土))
      <午前>
      イントロダクション・問題提起(会場:みやづ歴史の館)(京都府立大学人間環境学部 宗田 好史助教授)
      <午後>
      エクスカーション(丹後地域:3コース)
       1水と森コース(視察先:琴引浜鳴き砂文化館(網野町)等)
       2景観保全コース(視察先:ちりめん街道(加悦町)等)
       3くらしとなりわいコース(視察先:舟屋群(伊根町)等)
      ウェルカムパーティ(会場:天橋立宮津ロイヤルホテル)

    • 第2日(2月16日(日))
      <午前>
      グループセッション(分科会)(会場:みやづ歴史の館)
      • 海外招へい者等を交え50人規模で討論
      • 第1分科会「水と森」、第2分科会「景観保全」、第3分科会「くらしとなりわい」

      <午後>
      ジェネラルセッション(全体会議)(会場:宮津会館)
      • 特別講演:Robert I. Shotton(ロバート I. ショットン)氏(EU地域政策総局課長)
      • 各分科会での議論を踏まえたパネルディスカッション
      • 丹後アピール(全体の提言)

  4. 各視察コース・分科会のテーマ、コーディネーター、パネリスト等
     (エクスカーション・グループセッション・ジェネラルセッション)
    (1)水と森コース
    【丹後の森と水を考えよう】
     豊かな雑木林が残る丹後は、美しい水の半島。自然のフィルターで濾過された清冽な水は、おいしい酒を生み、豊饒の海を育んできました。水と森コースでは、丹後の風光明媚な砂浜を象徴する網野町の琴引浜の保全、天保年間から湧き続ける地下水を使った酒造りを通じて森と水の関係、海岸や海の環境保全について考えます。

    1コーディネーター

    • 敷田麻実氏(金沢工業大学環境システム工学科教授)

    2事例発表・パネリスト

    • Ms. Sunny Sunwook Hong(サニ− スンウォク ホン)(韓国海洋研究院研究員)
    • 角本孝夫(かくもとたかお)氏(NPOサスティナブルコミュニティ総合研究所理事長)
    • 松尾省二(まつおしょうじ)氏(琴引浜の鳴り砂を守る会)
    • 深町加津枝(ふかまちかつえ)氏(森林総合研究所)

    3アドバイザー

    • 三浦到氏(みうらいたる)(網野町企画振興課長)
    • 西村悦雄(にしむらえつお)氏(京都府第3回世界水フォーラム推進室長)

    (2)景観保全コース
    【貴重な景観を守ろう】
     古くからちりめんで栄えた丹後には、古き良きまち並みが残されています。現在でも多くの家が日本瓦で葺かれ、なかでも、シルクのまち加悦町では、かつて絹織物でにぎわった当時の街道の姿そのままに、「ちりめん街道」として、伝統あるまち並みが守られています。「ちりめん街道」や宮津の三上家、永島家などに触れ、貴重な伝統的景観の保全について考えます。

    1コーディネーター

    • 宗田好史(むねたよしふみ)氏(京都府立大学人間環境学部助教授)

    2事例発表・パネリスト

    • 米国ポートタウンゼント市(ワシントン州オリンピック半島)代表
    • 三重県紀和町担当者(紀伊地域)
    • 佐々木高通(ささきたかみち)氏(ちりめん街道を守り育てる会会長)
    • 馬場英男(ばばひでお)氏(赤煉瓦倶楽部舞鶴事務局長)

    3アドバイザー

    • 加悦町担当者

    (3)くらしとなりわいコース
    【くらしの知恵を現代に】
     丹後半島の伊根町には、漁師の知恵と伊根湾の風土が生んだ舟屋集落が息づいています。艇庫と住まいが一体化した舟屋は、くらしとなりわいの場、そして海が共にある環境共生型の生活の場です。また、京都府が宮津市に設立した「地球デザインスクール」では、クリーンエネルギーやリサイクルについての環境学習を展開しており、これらを題材に現代の生活環境のあり方について考えます。

    1コーディネーター

    • 金本伊津子(かなもといつこ)氏(平安女学院大学現代文学部助教授)

    2事例発表・パネリスト

    • イタリアAndria市(イタリアプーリア州)代表(Vincenzo di Bari(ヴィンチェンツォ ディ バーリ)氏他1名)
    • NPOグラウンドワーク三島代表(交渉中)
    • 藤野清治(ふじのせいじ)氏(京とうふ藤野椛纒\取締役)
    • 増井新助(ますいしんすけ)氏(伊根浦舟屋郡等保存研究会)

    3アドバイザー

    • 桜井俊彦(さくらいとしひこ)氏(地球デザインスクール)
    • 伊根町担当者

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