国土交通省
 神戸新交通(株)ポートアイランド線の延伸に係る
 軌道事業の特許について
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平成14年11月6日
<問い合わせ先>

鉄道局鉄道局都市鉄道課

(内線40422、40453)
TEL:03-5253-8111(代表)

 

 国土交通大臣は、神戸新交通株式会社から申請がなされていたポートアイランド線の延伸に係る軌道事業について、軌道法に基づき、平成14年11月6日付けで申請どおり特許しました。


神戸新交通鰍フポートアイランド線延伸の特許申請について

 

1.申請者の概要

  1. 申請者
     神戸新交通株式会社 代表取締役社長 松下 綽宏(神戸市助役)

  2. 所在地
     神戸市中央区港島6丁目6番地の1

  3. 会社設立日
     昭和52年7月18日

  4. 資本金
     208億円(平成14年4月1日現在)
     【出資構成】
    自治体( 1名) 76.6%(神戸市)
    民間 (42名) 23.4%
    (株)三井住友銀行4.6%、(株)みなと銀行2.3%、川崎重工業(株)2.1%、
    (株)神戸製鋼所2.1%、三菱重工業(株)2.1%、川崎製鉄(株)1.6%ほか

  5. 鉄軌道業概要
     (1)ポートアイランド線
    三宮〜中埠頭〜中公園〜三宮(6.4キロ)
     (2)六甲アイランド線
    住吉〜マリンパーク(4.5キロ)

2.申請の概要

  1. 申請年月日
     平成14年3月1日

  2. 事業種別
     軌道事業

  3. 区間
     ポートアイランド2期北駅〜神戸空港駅(いずれも仮称。以下同じ。)

  4. 営業キロ
     3.530q(建設キロ3.535q)

  5. 単・複線の別等
     複線、側方案内軌条方式

  6. 停留場数
     2駅(ポートアイランド2期南駅(仮称)及び神戸空港駅)

  7. 運転計画(開業時)
     平日   :三宮発211本/日(片道)
     ピーク時:三宮発 18本/時(片道)

  8. 建設費
     93億円(インフラ外部)

  9. 開業予定時期
     平成17年度(平成14年度着工)

3.申請の理由
 神戸市が神戸港の沖合を埋め立てて造成しているポートアイランド第2期及び神戸空港島のうち、ポートアイランド第2期は、港湾機能用地及び都市機能用地等から構成され、従業人口約1万4千人が見込まれるほか、各種集客施設も計画されている新たな人工島である。同島の平成17年度の埋立竣工に先立ち、既に従業人口の一部定着が始まっており、現在、神戸市において企業誘致促進施策やプロジェクトが進められている。
 また、神戸空港島はポートアイランド第1期の南約3qに位置し、2500mの滑走路1本を有する第三種空港であり、神戸都市圏における航空利用者の利便を図るとともに、兵庫県地域航空システムの母港となるべく、平成17年度の開港を目指して鋭意工事が進められている。
 これらの進捗に伴い、ポートアイランド第2期、神戸空港島と神戸市街地との間の輸送需要に対応するため、ポートアイランド線の中公園〜市民広場駅間を複線化するとともに、市民広場駅から分岐してポートアイランド2期北駅(仮称)、さらに神戸空港島に至る新線の建設を行うこととする延伸事業が計画された。このうち、既存線の複線化と延伸部のポートアイランド2期北駅(仮称)までの区間約0.8qについては、既に特許、工事施行認可を受けており、事業を進めているところである。
 神戸新交通(株)は、既存ポートアイランド線との一体的経営の観点から、神戸市との協定に基づき、路線の建設・経営を引き受けることとなっており、前述する事情により、同社は延伸部のうち残る区間の特許申請に及んだものである。

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