平成14年9月5日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局 |
技術安全部整備課 |
(内線42423)
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環境課 |
(内線42524)
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TEL:03-5253-8111(代表) |
- 国土交通省は、自動車の不正改造に起因する交通事故及び排出ガス、騒音等による環境悪化が深刻な社会問題となっていることから、「不正改造車を排除する運動」を7月の1か月間を強化月間として「ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン」と連携し、全国的に展開しました。
- 強化月間中に、従来からの警察に加え、道路運送車両の保安基準の適合性審査を行うため7月に設立された自動車検査独立行政法人の協力を得て、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を、全国で128回(うち深夜16回)実施し、10,295台について検査を行いました。その結果、13.1%の1,350台に整備不良箇所等があったことから、自動車ユーザーに対し改善の指導を行いました。特に、窓ガラスへの着色フィルムの貼付などの589台については、整備命令書を交付し必要な整備を命じました。また、本年は原動機付自転車も検査の対象とし、強化月間中に293台を検査し、25台については、整備不良及び不正改造の箇所の改善指導を行いました。
- 各地方運輸局、運輸支局等に設置した「不正改造車110番」及び「黒煙110番」には、不正改造車に関する情報827件及び迷惑黒煙に関する情報290件の提供や車両の改造等についての相談があり、これらの情報をもとに、違反の恐れの高い自動車ユーザーに対しては、警告はがきを送付し、速やかに改善するよう指導を行いました。
(参考)
「不正改造を排除する運動」強化月間の実施結果の概要
- 新聞、テレビ、ラジオ及び広報誌等のマスメディアを活用した広報活動(695件)
- ポスターの掲示、チラシ、ノベルティグッズの配布などによる広報活動
(ポスター35,000枚 チラシ400,000枚 ノベルティグッズ80,000個)
- 不正改造の防止に関する会議等の開催及び専門学校生等を対象とした説明会、車両の点検教室、出前講座等による周知活動(561回 参加人数46,624人)
- 自動車整備事業者に対する不正改造車の排除に重点を置いた監査の実施(3,202回)
- 自動車運送事業者、自動車用品販売店等に対する査察・指導の実施(475回)
- 協議会参加団体事業者等の自動車の自主点検の実施
- 「不正改造車110番」等に寄せられた情報及び相談の受付(6,556件)
(情報、相談事例)
- 窓ガラスへの着色フィルムの貼り付けについて
- 灯火類の灯光の色などについて
- 改造マフラーによる騒音について
- 街頭検査実施結果
- 実施回数 128回(うち深夜実施16回)
- 検査台数 10,295台(100.0%)
整備不良台数 1,350台(13.1%)
- 整備命令書交付台数 589台(5.7%)
(うち不正改造台数 467台(4.5%))
- 不良車両台数:1,350
乗用車 821
トラック 401
ダンプカー 45
二輪車 22
その他 61
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- 整備命令書交付件数:589
乗用車 408
トラック 108
ダンプカー 14
二輪車 17
その他 42
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- 測定による結果
- 排気騒音(近接排気騒音)の基準値超過 43件
- ディーゼル自動車の黒煙濃度基準値超過 30件
- 主な不正改造事例
- 窓ガラスへの基準を超えた濃度のフィルム貼付
- 制動灯等の灯光の色が基準以外
- タイヤが車体(フェンダー等)より突出
- 最低地上高の不足
- 消音器の改造・取り外し
- 排気管の開口方向が基準以外
- バンパー取り外し
- 触媒コンバータ取り外し
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