平成14年9月17日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局 |
技術安全部技術企画課 |
(内線42255)
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TEL:03-5253-8111(代表) |
- 第3回自動車安全シンポジウムを開催!
(1)国土交通省は、本日午後、東京都渋谷区の国連大学において、300人を超える参加を得て、「より安全な車社会を目指して」をテーマに、自動車安全シンポジウムを開催しました。(別紙1参照)
(2)このシンポジウムでは、井口雅一東京大学名誉教授による今後の自動車安全対策に関する講演や米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)のジェフリー・ランギ長官による米国における車両安全対策に関する講演を頂くとともに、「今後の10年間に自動車安全対策として何をすべきか」をテーマとしたパネルディスカッションにおいてはパネラーや参加者の方々から、自動車の安全対策に関する貴重なご意見を頂きました。
(3)国土交通省は、本シンポジウムで頂いたご意見を踏まえ、今後とも事故の実態に基づき、着実に自動車の安全対策を推進して参ります。
- シンポジウムに先立ち安全対策等の推進について日米間での協力を確認!
国土交通省は、本日午前、シンポジウムに先立って米国運輸省道路交通安全局と会合を持ち、その中で中山自動車交通局技術安全部長とランギ長官は、日米の安全対策等の推進について今後両国が協力して推進していくことを確認した文書に署名しました。(別紙2参照)
確認された協力の概要は以下のとおりです。
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- 年1回程度の定期会合を開催
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- 国内外の安全対策や燃費対策について情報を交換
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- 国連自動車基準調和世界フォーラム(UN/ECE/WP29)において、国際基準調和を協調して推進
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- 安全基準の策定等に関する意見交換や共同研究の検討 等
別紙1
第3回 自動車安全シンポジウム
〜より安全な車社会を目指して〜
主催:国土交通省
日時:平成14年9月17日(火)
会場:国連大学 国際会議室
- 開会挨拶
- 基調講演
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「今後の自動車安全対策」
- 井口 雅一 東京大学名誉教授
- 来賓講演
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「米国における車両安全対策について」
- ジェフリー・ランギ 米国運輸省道路交通安全局長官
- 自動車安全対策の検討状況の報告
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「自動車安全対策に関する行政の取組みについて」
- 松本 和良 国土交通省自動車交通局技術企画課長
- 「交通事故分析結果について」
- 堀野 定雄 神奈川大学工学部助教授
- 「先進安全自動車(ASV)の開発・普及についての取り組み」
- 青木 正喜 成蹊大学工学部教授
- 休憩・意見票回収
- 自動車メーカーの車両安全対策の取組み
日産自動車(株)、本田技術研究所(株)
- パネルディスカッション
テーマ |
: |
今後の10年に自動車安全対策として何をなすべきか |
司会 |
: |
近森 順 |
芝浦工業大学工学部教授 |
パネリスト |
: |
岩貞るみこ |
エッセイスト、モータージャーナリスト |
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吉本 堅一 |
東京大学名誉教授 |
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内山田竹志 |
(社)日本自動車工業会安全・環境技術委員会副委員長 |
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下平 隆 |
(独)交通安全環境研究所理事長 |
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松本 和良 |
国土交通省自動車交通局技術企画課長 |
- 閉会挨拶
別紙2
安全対策等の推進に関する米国運輸省道路交通安全局との協力内容について
本日、中山国土交通省自動車交通局技術安全部長とランギ米国運輸省道路交通安全局長官は、以下のとおり、日米の安全対策等の推進について今後両国が協力して推進していくことを確認し、確認文書に署名しました。
- 協力の目的
自動車の安全性及び燃費の改善と開発に関する協力関係を強化するとともに、安全基準・燃費基準(以下、「安全基準等」という。)に関する情報交換を協力して推進することを目的とする。
- 協力分野
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- 安全基準等の策定・改正
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- 安全基準等の適用後における効果評価
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- 自動車の安全性等に関する消費者情報の普及・開発 等
- 具体的な協力内容等
年1回程度の定期会合を開催し、次の事項について協力することとする。
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- 国内外の安全対策等に関する事案、計画等に関する情報を共有
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- 両国の自動車安全の向上との両立を図りつつ、国連自動車基準調和フォーラム(UN/ECE/WP29)における国際基準調和活動を協調して推進
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- 安全基準等の策定のための調査・研究計画について意見交換を実施するとともに、共同研究を検討
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- 安全基準等の策定のために必要な分析について、共同での実施を検討 等
別紙3

自動車安全シンポジウムにおいて講演するランギ米国運輸省道路交通安全局長官

確認文書へ署名する中山国土交通省自動車交通局技術安全部長とランギ米国運輸省道路交通安全局長官

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