国土交通省
 「ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン」の成果をお知らせ
 します。
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平成14年12月10日
<問い合わせ先>
自動車交通局
技術安全部環境課

(内線42522、42524)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

ー 黒煙測定車両 3,485台中、71台に整備命令書交付、
  迷惑黒煙通報件数766件 ー

 国土交通省は、大都市部における大気汚染状況、特に13年度の浮遊粒子状 物質(SPM)の環境基準達成率は26%と依然厳しい状況にあり、その改善が喫緊の課題となっていることから、警察、自動車検査独立行政法人等関係機関の協力を得て、7月及び10月を重点実施期間とし「ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン」を全国的に実施しました。

  1. 街頭検査結果
     重点実施期間中における街頭検査においては、全国で3,485台のディーゼル車について黒煙測定を実施しました。そのうち71台の車両に対し整備命令書の交付を行いました。

  2. 迷惑黒煙通報制度結果(10月末現在)
     今年度初めて導入した迷惑黒煙の通報制度については、全国の運輸支局に迷惑黒煙相談窓口「黒煙110番」を設置し、一般の方から情報として寄せられた著しく黒い煙を排出している自動車のユーザーに対し、自主点検等の指導も行いました。
    その結果、全国で766件の通報があり、車両が特定された608件の自動車ユーザーに対してハガキによる自主点検を実施するよう指導を行いました。

  3. 点検整備による黒煙低減効果(10月)
     本年10月中に整備のために入庫したディーゼル車46,649台について、エア・クリーナ・エレメントの点検・清掃・交換等の整備を実施し、整備後における黒煙の低減効果を調査したところ、全ての車両の黒煙が低減し、そのうち黒煙濃度が10%以上の低減効果が認められた車両が約半数(23,519台)ありました。
    点検整備がディーゼル黒煙の低減に大きな効果があることが確認されました。


(参考)

  1. 街頭検査結果(14年7月及び10月)
    車種 測定台数 不合格台数
    「整備命令書交付台数」
    不合格割合
    乗用車 501台 22台 4.4%
    トラック 2,627台 44台 1.7%
    ダンプカー 245台 0台 0.0%
    その他 112台 5台 4.5%
    合計 3,485台 71台 2.0%

  2. 迷惑黒煙通報制度結果(14年10月末現在)
    運輸局名 北海道 東北 北陸
    信越
    関東 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄 合計
    通報された件数 5 6 12 28 58 602 8 23 24 0 766

  3. 点検整備による黒煙低減効果(14年10月)

    点検整備による黒煙低減効果(14年10月)グラフ

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