国土交通省
 自動車環境アセスメント検討会の設置について
 
〜自動車のライフサイクルにおける究極のグリーンカーとは何かを検討します〜
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平成14年12月19日
<問い合わせ先>
自動車交通局
  技術安全部環境課

(内線425221、42523)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

  1. 開催趣旨
     これまで、自動車の排出ガス、燃費性能等、自動車に関する個々の環境性能については、逐次、情報提供を行ってきましたが、今後、循環型社会の促進のため、自動車のライフサイクルにおける総合環境情報、すなわち自動車やその装置の生産から使用、廃車に至るまでのユ−ザ−の使用期間全般における総合環境負荷について評価及び情報提供を行い、究極の地球にやさしい自動車の開発・普及を促進することが必要となっています。
     そのため国土交通省としては、環境負荷が相対的に大きい使用段階を中心とした様々な使用実態における排出ガスや燃費性能等に加え、生産時の環境負荷・リサイクル性等についても検討を行い、自動車の総合環境負荷についての評価を行う自動車環境アセスメント制度を策定することとします。
     平成14年12月19日、これらについての検討を行うため「自動車環境アセスメント検討会」(委員名簿は別紙)を設置し、第一回会合を行いました。

  2. 検討事項
    (1)アセスメントによる評価項目の検討
     自動車や装置のライフサイクルに渡る環境性能を評価するにあたって、製造過程・使用過程・廃棄リサイクル時の環境負荷を評価するために必要となる対象項目及びその評価指標について検討を行います。
     例)自動車や部品の生産及び廃棄に係る環境負荷、排出ガス、燃費、騒音、リサイクル率 等

    (2)評価方法及び点数化の検討
     二酸化炭素発生量、排出ガス、燃費等を評価するための試験方法等について検討するとともに、総合評価を行うため、各個別項目の点数化等の手法に関する検討を行います。

  3. 今後の予定
     平成14年度中を目途に、自動車環境アセスメント制度の骨子を策定し、来年度以降、アセスメントの試行を実施することにより、問題点を検証しつつ、平成16年度末を目途に制度の策定を行い、車種別の評価の公表を目指す。

  • (参考資料)自動車環境アセスメントPDF形式


    (別紙)

    自動車環境アセスメント検討会 名簿

    座長 
     大聖 泰弘 早稲田大学理工学部教授
    検討メンバ−(50音順) 
     飯田 訓正 慶應義塾大学理工学部教授
     小林 伸治 独立行政法人国立環境研究所
    PM2.5、DEP研究グループ 主任研究員
     藤原 敬生 社団法人日本自動車連盟公益事業部副部長
     湊   清之 財団法人日本自動車研究所総合研究部 主席研究員
    社団法人日本自動車工業会
    日本自動車輸入組合
     森崎 一彦 国土交通省自動車交通局技術安全部環境課長
    事務局
     独立行政法人交通安全環境研究所環境・エネルギ−部

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