国土交通省
 2001年の我が国のクルーズ等の動向について
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平成14年9月24日
<問い合わせ先>
海事局外航課

(内線43352、43354)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 この資料は、1986年以来毎年我が国のクルーズ等の動向について統計的にとりまとめているものです。
 調査方法:我が国クルーズ船社、外国クルーズ船社代理店及びクルーズを含む海外旅行を取り扱う旅行会社(合計125社)を対象としてアンケート調査を行っているものである。

  1. 我が国のクルーズ人口について
     2001年の我が国のクルーズ人口は、約20万であり、前年に比べ7.3%減少した。このうち、外航クルーズ乗客数は約11万5千人(対前年比11.6%減)、内航クルーズ乗客数は約8万5千人(同0.7%減)である(図表−1参照(PDF形式))。
     クルーズ人口:外航クルーズと内航クルーズ合わせた日本人乗客数。船内1泊以上を対象とし、日帰りクルーズを除く。内航クルーズ乗客数は、日本籍外航クルーズ船による内航クルーズの乗客数に97年より内航フェリーによるクルーズの乗客数を含めている。

  2. 外航クル−ズの動向について 
     2001年の外航クルーズ乗客数は、10万人の大台を2年連続して越えたものの、2001年9月におきた米国同時多発テロや同年10月の外国クルーズ船社の撤退があったため、やや減少(対前年比11.6%減(前出))した。日本船社が運航する日本籍外航クルーズ船(別紙1参照(PDF形式))については、利用者数は約1万8千人と前年より約2,700人減少した。
     一方、外国船社運航船(日本船社支配外国船を含む)については、利用者は約9万7千人(同11.4%減)と減少した。(図表−1参照(PDF形式))。
     また、フライ&クルーズと日本発着クルーズを合わせた外航クルーズ全体の人泊数も、外国クルーズ船社の短期クルーズ客がより大きな割合を占めたことを受け、平均泊数は前年の5.2泊から5.0泊になったこと等の理由により、約57万6千人・泊(前年比14.7%減)と減少した。(図表−4参照(PDF形式)
    •  目的別に見ると、外航クルーズにおいては、レジャー目的の船客のシェアは変化がなかった。そ の一方で、セミナーやインセンティブ(販売促進のため販売店等を対象に行う招待または格安旅行)のシェアは、増加に転じた。個人による観光目的のレジャークルーズは、2001年はクルーズ利用者の88.8%に達し、我が国外航クルーズの利用主体が、企業や団体から個人にシフトしている傾向は、依然として続いている。図表−2参照(PDF形式))。
       なお、クルーズエリアについては、乗客数で見ると、北欧、アジアが大きなシェアを占めているが、リバークルーズ(特に中国三峡下り)も増加している。(図表−6参照(PDF形式))。

  3. 国内クル−ズの動向について
     内航クルーズの泊数別利用者数(2001年より調査開始)については、全体で約27万9千人・泊となり、平均泊数は3.3泊となった。
     泊数別の割合としては、1〜3泊が約76%を占めている。一方、7泊以上の長期クルーズについても約9%を占めた。(図表−5参照(PDF形式))。
     また、日本の外航クルーズ船社が運航する内航クルーズの人泊数については、約27万人・泊となり、前回調査した1999年に比べて約16.7%の増加となった。平均泊数も2.5泊から3.3泊に増加した図表−5ー2参照(PDF形式))。
     内航クルーズの目的については、団体旅行、セミナー等の比率が増加した。(図表−3参照(PDF形式))。

  4. 外航旅客定期航路について
     日本発着の外航旅客定期航路(平成13年末現在13社10航路が運航。別紙2参照(PDF形式))を利用した日本人客数は、約30万3千人と前年に比べ11.1%増加した図表−7参照(PDF形式))。これは韓国航路に就航する高速船が増えたことにより、同航路の利用者が、順調に増加したことによるものと考えられる。(対前年比10.6%増)

    以上

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