平成14年2月21日 |
<問い合わせ先> |
航空局監理部 |
危機管理室 |
(内線48166)
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国際航空課 |
(内線48402)
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TEL:03-5253-8111(代表)
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標記について、別紙(骨子)のとおり宣言が採択されたので、お知らせします。
(参考)
- 宣言の採択
現地時間 |
2月20日(水) |
18時45分(カナダ・モントリオール) |
(日本時間 |
21日(木) |
08時45分) |
ICAO航空保安に関する閣僚級会合
宣言(骨子)
2002年2月19日及び20日、モントリオールのICAO本部において開かれた、ICAO航空保安に関する閣僚級会合は、154の国と24の国際機関を代表する各国閣僚等の出席の下、
- 民間航空機を破壊兵器として使用すること等を非難することを再確認し、
- 防止措置の強化の必要性に留意し、
- 経済発展における航空の重要な役割を強調し、
- 民間航空における安全・保安の重要性を強調し、
- 民間航空の安全と保安に対する政府の責任を強調し、
- 多数の国で航空保安に関する措置が改善していることを確認し、
- 全世界的に航空保安を確保するためには各国統一的な取り組みが不可欠であり、ある箇所の欠陥は全世界的な脅威となることを認識し、
- 全世界的航空保安ネットワークは全ての国の共同責任であることを確認し、
- 航空保安対策を強化するための追加的な措置が途上国に大きな負担となる可能性があることを確認して、
- 以下の宣言を行う。
多国間条約・ICAO標準等(SARPs及びPANS)を完全に導入し実施すること。
脅威のレベルに対応したさらなる措置を適切に国内の領域に適用すること。
保安の分野での国際協力を促進し、保安対策の実施の調和を図ること。
民間航空に対する過度の負担を避けるため、保安対策を効率的に実施すること。
可能な範囲において、保安対策が旅客、貨物、郵便、航空機の流れを阻害しないこと。
持続的な教育・訓練等を通じて人的資源の質の向上を図ること。
航空を利用した旅行に関する一般の人々の信頼を回復し航空産業を再活性化すること。
- 以下の内容を盛り込んだ、全世界的に航空保安対策を強化するためのICAOの「航空保安行動計画」の確立を支持する。
新たな、また、生起しつつある脅威の分析及び空港・機材・管制などの個別分野の措置を統合した効果的な全世界的対応の検討
コックピットの防護を始めとする、航空保安に関連するシカゴ条約附属書の規定の即時の強化
締約国のレベルのみならずサンプリングベースでの空港レベルを含む保安措置を対象とする、定期的で義務的、かつ、体系的で統一された監査
改善措置を実施するためのフォローアップ援助プログラム
- ICAO理事会に対し、2002年6月14日(第166回理事会会期の最終日)までに上記行動計画の採択を行うよう求める。
- 具体的な結果を早期に達成するため、全締約国等による上記行動計画への全面的かつ積極的な参加を求める。
- ICAOの諸活動と全ての締約国による保安措置の強化のための上記行動計画に対し、国、国際機関と航空産業が十分に資金及び援助措置に貢献するよう求める。

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