平成15年3月24日 |
内閣府 |
農林水産省 |
国土交通省 |
<問い合わせ先> |
総合政策局観光部企画課 |
(内線27135) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
全従業員による接客体制づくりなど顧客本位の先進的な旅館経営を実践するとともに、「無私の精神」で阿寒湖温泉の再生に取り組んでいる。また、道東各観光地の連携に奔走し、バス交通やイベント実施の相互調整や情報交換の場を設けるなど、地域の戦略的取組みを主導した。
地域づくり構想の策定の機会を活用し、外部者の視点を取り入れつつ町民を交えた200回以上もの話し合いを主導して「自分たちがまちづくりの主役」との意識改革を促した。これにより、宿・温泉・交流館などについて町民自らの手で運営する意気込みが生まれ、その雰囲気が多くの観光客の感動を呼ぶなど地域の活性化が実現した。
日本初の「全国そばサミット」を企画するなどそばを起爆剤とした地域活性化に市町村の枠を越えたネットワークで取り組むとともに、自らも「会津そば塾」を運営するなど、そばファンの開拓とそばを通じた全国各地のむらおこしに貢献した。
約2000戸の民家のうち630戸近くが茅葺きという日本一の残存率を活かし、「美しい町づくり条例」を制定して町並み保存に力を入れるとともに、「田舎を安売りしない」とのこだわりで地元の食文化を活かした都市農村交流を進めた結果、住宅は必ず木造とするなどの厳しい入村規定にもかかわらず多くの都市住民が定住するなど、地域の活性化に貢献した。
グリーン・ツーリズム客のニーズを取り入れるためにスタッフとして都市部の若者を公募・採用し、180人の市民インストラクター(地元の名人)による100種類以上の自然・農林業体験プログラムを四季を通じて企画・提供することにより、通年で多くの観光客を集めるとともに、地域の活性化に貢献した。
無駄な投資をせずに料金もとらない「0円リゾート構想」を掲げ、異業種・地域外の視点を取り入れた新しい企画により従来閉鎖的であった農業経営の現場を一般に開放して「教育の場」などとして多くの都市住民を集めるなど、地域の人々と協調し、サービス提供と一体化した農産品販売を実現した。
秘湯ロマンにこだわり、豪雪にも関わらず冬季営業を始め、湯治場風景や自然環境を守るため周辺土地の取得やひなびた姿を残しつつ施設を近代化するなど、乳頭温泉郷の環境保全とイメージアップに指導力を発揮し、全国的な人気温泉地を作り上げた。
修学旅行・体験学習向け農業体験の総合的窓口として、学校毎に異なるニーズと農家ごとの受入可能性・スケジュール等の相互調整を旅行代理店も含め一手に引き受け、町全体として対応することによって万全の受入体制を築き高い評価を受けるなど、都市農村交流の活発化に貢献した。
宴会歓楽型ではない新しい別府の温泉地としての姿を創造することを目指し、別府八湯温泉の各地区を束ねたイベントを実施する一方、各地区の自主性を育てることにより、各地区で独自の新しい企画が立ち上がり、観光客数も増加に転ずるなど、新しい別府温泉の活性化を先導した。
「湯治場」の原点に戻り、古い町並みの再現や歩行者天国の設定、町並みデザインの統一など「歩きたくなる観光地づくり」を進める一方で、ホテル旅館事業主の先頭に立ち宣伝活動を行い、大温泉地が苦戦するなかで草津温泉の活性化を実現した。
清里の急激な開発と没落を全て目の当たりにしながらも、清里に本物のホスピタリティーと感動を与えることができる地域文化のある観光地にするべく、人材育成やバレエコンサートの開催等地道に独自の活動を続け、流行に流されず清里の活性化に貢献した。
28万坪の広大な敷地を生かした少量高質のサービスを目指し、専門知識を持ったエンターテイナーが案内する有料の自然体験ツアーを企画して多くのリピーターを集めるなど、リゾートの新しい経営戦略を打ち出した。
「それぞれの夢を大切にし、個人が光り、その結果、町も光る」との発想からユニークな企画を次々と繰り出し、町が活性化するとともに、地域住民のふるさと意識を高めた。また、自らデザイン・販売する生活雑貨は、石見銀山の生活文化を発信し、観光客の増加に貢献した。
都市そのものの形成史が観光客への売り物になることに着目し、行政内部のみならず市民団体を組織してイベント等各種バラエティあふれる取り組みを行い、工業都市が知的博物館都市へと変わる礎を築いた。
豪雪地帯の重荷である「雪」を資源として活用するまちづくりに取組み、雪の商品化やスキー客の誘致に成功した。また、棚田の保存、民家のデザインの統一による景観の保全や体験型観光による集客の通年化に取組み、多くの観光客を招き入れた。
上記のカリスマに選定された方々の実績などにつきましては、こちらをご覧下さい。
観光振興を図るには、地域のオリジナリティが不可欠であり、そのためにはカリスマの活動を形だけ模倣するのではなく、「考え方」を理解することが重要です。したがって、今後、観光に取り組もうという地域が、これらの人々から直接話を聞くことなどにより、カリスマのノウハウを上手く活用して、人真似ではない、個性的な観光地づくりが進められていくことが大事であると考えています。
本選定委員会は今後も約2ヶ月に1回を目途に開催し、カリスマを順次選定していく予定です。
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