2003年6月23日、扇国土交通大臣と、メガワティ大統領に同行し訪日したアルディカ・インドネシア文化観光担当大臣は、両国の観光協力に関し、以下のとおり意見が一致した。
旅行及び観光を通じて増大する両国間の文化交流、相互理解、国際親善の価値を高く評価し観光交流の促進により、両国間の社会的、経済的、文化的関係の発展に資することを共に認識した。
旅行及び観光の振興を通じて、将来に向けて、発展的かつ文化的関係を構築し、経済的発展を実現すべく、緊密に協力していくとの決意を共にした。
相互の経済発展を促進し、国際親善や相互理解を深めるため、一層の観光交流拡大に向けて、双方の外国人旅行者増大のためのキャンペーン、官民合同の観光交流促進ミッションの相互派遣、人材育成に関する協力等の措置を通じて、両国国民が相手国への訪問が促進されるよう緊密な協力を行うこととした。
両国国民の旅行の負担の軽減、人的交流の一層の促進のため、特にインドネシアが現在検討中の査証手続が障害とならないよう関係機関との協力関係を強化していくこととした。
2002年10月のバリ島爆発事件の後、日本旅行業協会(JATA)が2度にわたり視察団を派遣し、旅行者の安全確認や旅行需要回復に努めたように、民間セクターが適切な役割を果たしていくことが両国間の観光交流のために不可欠であることを確認した。
両国間の観光産業が堅調な成長を遂げることを目指し、両国間の観光産業における人材開発を図るため、適切な協力を行うこととした。
今後、両国観光当局が、あらゆる機会を利用して、両国の観光交流促進に関する意見交換を実施していくことを確認した。
国土交通大臣 扇 千景 |
インドネシア文化観光担当国務大臣 イ・グデ・アルディカ |
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