平成１５年７月１１日

警察庁

＜問い合わせ先＞

総合政策局交通計画課

（内線24612）

都市・地域整備局都市計画課

都市交通調査室

（内線32672）

道路局企画課道路経済調査室

（内線37632）

TEL：03-5253-8111(代表)

　

　この度、警察庁及び国土交通省では、「交通需要マネジメント（ＴＤＭ）実証実験」の実施計画として、下記の計３件（詳細は別添参照）を認定しましたのでお知らせします。

• この実証実験の制度は、都市圏において公共交通の利用促進や物流の効率化等のＴＤＭを一層充実することを目的に平成１３年度に創設したものです。認定を受けた実証実験については、実施に際して、都道府県警察本部、地方整備局及び地方運輸局が連携して支援するとともに、地域における自動車交通の調整、事業者による交通事業の改善、環境負荷の少ない自動車の導入等を行う参加事業者の負担する経費の一部に対して補助も行うこととしています。 さらに、都市圏の安全かつ円滑な交通を確保するための都市圏交通円滑化総合計画の策定に関し本実証実験の成果も活用することとされています。

• 今回の認定は、本年４月２４日から５月３０日までの間に国土交通省が行った公募に対して応募のあった実験計画案を対象として、有識者の懇談会（座長：石田東生・筑波大学教授、６月１２日開催）における推薦と関係局による審査を経て行ったもので、これにより、今年度は継続実施中の１４件と合わせ、全国で計１７件のＴＤＭ実証実験が行われることになります。

記

1. つくば市交通需要マネジメント実証実験（つくば市）
2. 秋葉原電気街地区TDM実証実験（秋葉原地区）
3. 菊池寛通りにおける交通需要マネジメント実証実験（高松市）

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別添

平成１５年度ＴＤＭ実証実験実施計画案の概要

地域名	概要	申請主体	実施年度
茨城県つくば市	【つくば市交通需要マネジメント実証実験】 　つくばセンター地区の渋滞解消のため、センター地区内の循環バス、センター地区と近隣地区とを結ぶシャトルバス、センター地区と周辺地区とを結ぶ急行シャトルバスをワンコインで運行するとともに、携帯電話へのバスの位置情報の提供、路上駐車対策を実施する。	つくば市	H15年度〜H16年度
東京都秋葉原	【秋葉原電気街地区TDM実証実験】 　秋葉原電気街地区における歩行者と物流車両、路上駐車車両の混在を解消するため、店舗、メーカー、物流事業者が地域のルールを定め、メーカーから共同納品センターへの共同納品や地区内の店舗への共同配送を実施する。また、商品受取センターを設置し、来街者が駅の近く等で持ち帰り商品を受け取れるようにすることで一般車両の乗り入れ削減を目指す。さらに、来街者の回遊のための循環バスの確保の検討等、人流についても対応策を検討する。	秋葉原物流効率化実行委員会	H15年度〜H16年度
香川県高松市	【菊池寛通りにおける交通需要マネジメント実証実験】 　高松市中心市街地の菊池寛通りにおける荷捌き交通や客待ちタクシーの駐停車による渋滞を解消するため、車道上に荷捌きスペース、タクシースペースを配置し、あわせて路上駐車対策を実施する。	高松市	H15年度

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