国土交通省
 意見募集結果をふまえた「国土交通省所管事業を対象とした
 VFM(バリュー・フォー・マネー)簡易シミュレーション」 の公表
 について

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平成15年12月11日
<問い合わせ先>
総合政策局政策課
(内線24224、24226)
TEL 03-5253-8111(代表)

 

 国土交通省では、この度所管の13事業(別紙参照)を対象としたVFM(バリュー・フォー・マネー)に関する簡易な算定を行い、その結果について考察しましたので公表いたします。
 VFMとは、対象事業の施設整備および維持管理・運営等に関し、「公共が実施する場合の公的財政負担」と、「PFI事業として実施する場合の公的財政負担」とを比較することにより、PFI方式の事業性を確認するものです。

 国土交通省所管事業を対象としたVFM(バリュー・フォー・マネー)簡易シミュレーションは、本年6月に地方公共団体や民間等の意見を広く募集するために第1版として公表したものに、頂いたご意見を反映し、内容の充実を図り、完成版として公表するものです。

 また、今回頂いた663件に及ぶ貴重なご意見・ご質問とその対応を整理いたしました一覧表も公表いたしますので、併せてPFI事業推進のために、広く官民で活用いただけるものと考えています。

 

●資料掲載ホームページアドレス
 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/policy/kensei.htm#K5
(参考)当省ホームページの「PFI」に関する情報はトップページ→「インフォメーション」の中の「総合政策関係」→「国土交通政策」→「PFI」の順で開けます。


国土交通省所管事業を対象としたVFM(バリュー・フォー・マネー)
簡易シミュレーションの目的と特徴

  1. 目的
    (1)国土交通省としてPFIになじむ事業の検証

    (2)具体的にPFI事業の採否を決める指標となる「VFM算定」を行う上で、国土交通省、地方公共団体等の担当者に対する実用書としての活用

    (3)国土交通省所管事業に関する情報公開とPFI事業に関する提案や官民間の対話の促進の3点を目的としています。

  2. 特徴
    (1)国土交通省所管の13件の具体的な事業を選定し、VFMの算定を行った

    (2)算定に関しては、独自の条件設定を行うことで、比較的簡易な手法を用いつつも、より詳細なVFM算定への橋渡しとなるよう図った

    (3)PFIに造詣の深い7名の専門家より助言を得つつ、幅広い活用が可能となるよう丁寧な解説を加えた

    (4)内容を検討する過程で、民間等から得られた663件にのぼる意見を元に加筆し、事業現場で実際に行われている実務を踏まえた内容とした

    (5)地方公共団体等PFIの事業主体、PFI事業者、金融機関や出資者をはじめとするPFIに関心を持つ全ての担当者に対する入門書あるいは実用書となるよう図った


(別紙)

VFM簡易シミュレーション第1次検討選定事業一覧

担当課 対象事業 設計建設
期間
維持管理
運営期間
大臣官房 官庁営繕部
営繕計画課
地方合同庁舎整備事業 20
都市・地域整備局 公園緑地課 海浜公園整備事業 20
下水道部
下水道事業課
改良土プラント整備・運営事業 20
街路課 自転車駐車場整備・運営事業 15
市街地整備課 市民文化会館整備事業 20
住宅局 市街地建築課
住宅総合整備課 公営住宅整備事業 20
河川局 河川計画課
河川環境課
浄化事業  20
道路局 国道・防災課
有料道路課
簡易パーキングエリア整備事業 20
港湾局 環境整備計画室 小型モーターボート係留施設
等整備事業
20
航空局 飛行場部管理課
飛行場部計画課
第3種空港における立体駐車場
整備事業
20
北海道局 企画課 ごみ焼却場併設型融雪槽整備事業 20
気象庁 総務部経理課
観測部管理課
気象レーダー観測施設整備事業 15
海上保安庁 交通部
計画運用課
航路標識整備事業 20


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