

 
| 平成15年1月30日 | 
| <問い合わせ先> | 
| 都市・地域整備局地方整備課 | 
| (内線32452、32443) | 
| 電話:03-5253-8111(代表) | 
本日、宮崎県宮崎市で開催された「地域づくり全国交流会議宮崎大会」において、「地域づくり表彰」の最終審査会が開催され、国土交通大臣賞、全国地域づくり推進協議会会長賞他、特別賞を決定し、表彰しました。各賞の受賞者は次のとおりです。
| 受賞団体 | 特別賞 | |
| 国土交通大臣賞 | 北海道北オホーツクの大自然で学ぶ会 (北海道浜頓別町) | 地域づくり全国交流会議 宮崎大会実行委員会会長賞 | 
| 社団法人飛騨高山観光協会 (岐阜県高山市) | ||
| なら燈花会の会 (奈良県奈良市) | ||
| 恩納村商工会 (沖縄県恩納村) | ||
| 全国地域づくり推進 協議会会長賞 | フルーツタウン直売施設運営管理組合愛称「産直あぐり」 (山形県櫛引町) | |
| 蜻蛉(せいれい)の会 (愛知県大府市) | 都市を守る環境賞 | |
| 特定非営利活動法人あわじ緑花協会 (兵庫県洲本市) | 日本政策投資銀行総裁賞 | |
| 隠岐FM PAOPAO(おきえふえむぱおぱお) (島根県西郷町) | 
「地域づくり表彰」は、創意と工夫を活かした個性的な地域づくりに顕著な功績があった優良事例を表彰することによって、地域の交流の活性化と地域づくり活動の奨励を図ることを目的として実施しています。
座長 伊藤 滋    早稲田大学理工学部教授
      今野 修平   大阪産業大学経済学部教授
      坂田 期雄   西九州大学教授
      高橋 良規   
  (財)北海道東北地域経済総合研究所顧問
      田村 能里子 画家
      戸沼 幸市   早稲田大学理工学部教授
      山本 喜朗   新日鉱ホールディングス(株)監査役
平成14年度「地域づくり表彰」表彰事例
| 都道府県 | 市町村 | 表彰候補団体名 | 活動の概要 | 
| 北海道 | 浜頓別町 はまとんべつちょう | 北海道北オホーツクの大自然で学ぶ会 | 離農で過疎化が急激に進んだ豊寒別地区において、住民コミュニティーの場としての小学校の維持発展のため、宅地200坪を無償提供する定住留学を柱に、里親留学、親子留学といった山村留学を実施。全国各地から留学があり、留学生は全校児童の9割を占め、地区人口に対する留学家族者数の割合は3割に上る。留学生受入れにより、都市と農村の交流の輪が広がり、新鮮な感覚と新しい価値観が生まれ、地域活性化の新たな原動力になっている。 | 
| 山形県 | 櫛引町 くしびきまち | フルーツタウン直売施設運営管理組合 愛称「産直あぐり」 | 町の特色を活かしたフルーツタウンづくり構想を掲げ、その拠点として直売施設を整備。女性の運営参画による産直活動により、地域色の強い農産物の生産や加工品開発が活発化している。また、農業体験事業や東京神楽坂での産直イベント開催等による都市農村交流を図るなど、農業の活性化にとどまらず、交流拠点として地域の活性化に大きく貢献している。 | 
| 岐阜県 | 高山市 たかやまし | (社)飛騨高山観光協会 | 民間活力をより以上に引き出し、官民一体となった強力な観光事業の推進のため観光協会が設立された。飛騨高山独特の伝統文化遺産を保存・整備するため「飛騨高山伝承空間まちづくり推進協議会」を設立するなど、観光を中心とした地域づくりを地域住民・観光協会・行政が一体となって実施。年間200に及ぶ様々な誘客イベント、全国キャンペーン、情報発信などの取り組みにより、国内屈指の観光地となった。 | 
| 愛知県 | 大府市 おおぶし | 蜻蛉(せいれい)の会 | すっかり汚れてしまった溜池「新池」を、市民の有志が自分たちの手で浄化しようと会を結成。“できることからはじめよう”を合言葉に水質改善のために手作り竹炭の投入や、ホテイアオイの養殖、水質浄化プラントやホタルの宿の設置など様々な取り組みを地元・行政・企業の連携によって実施。地域課題の克服とともに地域住民の環境保全の意識を呼び起こした。 | 
| 兵庫県 | 洲本市 すもとし | 特定非営利活動法人 あわじ緑花協会 | 淡路島の主要道路沿線の花壇整備や、全島の美化運動を展開するため協会を設立。全島的な緑花の中心的な団体として花づくりに関する交流会、講習会、各種イベント、花壇の維持管理や、島民の4割が参加する全島一斉清掃等、花を通じた人づくりや地域づくりを行っている。これらの活動を通して、地域住民の中に「花と緑の島」という意識が着実に浸透しつつあり、住民の自主的な地域づくり活動が生まれている。 | 
| 奈良県 | 奈良市 ならし | なら燈花会の会 | 観光客が減少する真夏の奈良の活性化を目的に、奈良公園内の4つのエリアを約7千本のろうそくを主とした灯りで演出し、幻想的な光の回廊を生み出すイベントを開催。イベントにはボランティアをはじめ多数の参加者があり、地元商店街や自治会でも燈花会開催に併せて自主的に燈火を行うなど、地域に根付いた行事になりつつあり、奈良の新しい夏の風物詩が誕生した。 | 
| 島根県 | 西郷町 さいごうちょう | 隠岐FM PAOPAO(おきえふえむ ぱおぱお) | 隠岐島7町村の連携により隠岐・絵の島花の島振興協議会を発足し、ソフト事業としてFM局を開局。高校生や社会人など、島民約50人からなるボランティアで地域情報満載のオリジナル番組を放送している。地域の魅力を発信するだけでなく、番組制作に関わる若者の人材育成の場にもなっており、スタッフが地域づくりの中心メンバーへと成長するなど、隠岐の地域づくり活動や若者文化に大きな影響を与えている。 | 
| 沖縄県 | 恩納村 おんなそん | 恩納村商工会 | 本土からの修学旅行生や観光客が、恩納村の生活文化や自然環境に触れ、体験することを通して地域住民と交流する「ふれあい体験学習事業」を実施。体験指導のスタッフは、村内の団体や企業など全て村民であり、誘客促進効果・経済波及効果だけでなく、活動を通して地域の連帯感が生まれ、伝統的な文化を紹介していくことで地域文化の振興につながっている。 | 

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