平成15年12月5日 |
<問い合わせ先> |
都市・地域整備局下水道部 |
流域管理官付 |
(内線34312) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
平成15年度は、ケーススタディの対象として東京湾のほかに伊勢湾を加え、より実態に即した排出枠取引制度について検討することを目的として、「下水道事業における排出枠取引制度検討委員会」を拡充したうえ、本年度第1回目の委員会を以下のとおり開催する予定です。
日時 : 平成15年12月9日(火)10:00〜12:00
場所 : (社)日本下水道協会 第1・第2会議室
千代田区大手町2−6−2 日本ビル1階(別紙の地図参照)
TEL 03-5200-0814
委員構成 : 別紙参照
(会議は非公開です。議事要旨は出来次第配布いたします。)
作年度の成果を踏まえ、平成15年度は以下のような項目について検討を行う予定です。
(1)関係地方公共団体の協力を得て、実際の下水処理場の運転状況等を勘案し、高度処理の費用についてより詳細な推定を行う。
(2)東京湾の水質シミュレーションに基づき、排出枠取引が東京湾の水質改善にどのような効果をもたらすかについて評価する。
(3)地球温暖化防止をめざす京都議定書で導入された排出量取引以外の京都メカニズム(参考3)の考え方を水質汚濁負荷削減対策に適用することによって、下水道と下水道以外の施策の連携を促進し、効率的な負荷削減を追求する可能性について検討する。
(4)下水道事業における排出枠取引の制度設計について検討するとともに、期待される効果を定量的に把握する。
(参考1)排出枠取引のイメージ図
(参考2)「下水道事業における排出枠取引制度に関する検討中間報告書」(平成15年3月)の概要
東京湾流域の77下水処理場について3段階の高度処理を仮定し、換算COD負荷量(東京湾の富栄養化を勘案して、通常のCODだけでなく窒素、リンの効果をCODに換算して計算したトータルのCOD負荷量)の排出枠を下水処理場間で取引する場合を想定し、シミュレーションした結果、現在の計画と比較して最大10%程度の費用削減効果があると試算された。
(詳細については、https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha03/04/040418_.htmlを参照。)
(参考3)京都メカニズムについて
地球温暖化対策に関する京都議定書では、国としての数値目標を達成する仕組みとして、市場原理を活用する以下の3つのメカニズムが導入された。
(1)共同実施(JI):先進国間の共同プロジェクトで生じた削減量を当事国間でやり取りするもの。
(2)クリーン開発メカニズム(CDM):先進国と途上国の共同プロジェクトで生じた削減量を先進国が獲得するもの。
(3)排出量取引:先進国間で排出枠をやり取りするもの。
(詳細については、http://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/ を参照。)
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