国土交通省
 料金収受業務における安全確保に係る指示について
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平成15年9月12日
<問い合わせ先>
道路局有料道路課
(内線38352)

電話:03-5253-8111(代表)


 

 平成15年9月11日に阪和自動車道和歌山料金所においてETCレーンにおける料金収受員の死亡事故が発生いたしました(概要は別紙2のとおり)。

 ETCの昨今の急速な普及状況を踏まえ、国土交通省では、料金収受業務における安全教育の実施状況等の総点検と、事故防止に向けた安全対策の徹底について、 別紙1のとおり道路関係4公団あて指示しましたのでお知らせします。


(別紙1)
平成15年9月12日

日本道路公団      総裁 殿
首都高速道路公団 理事長 殿
阪神高速道路公団 理事長 殿
本州四国連絡橋公団 総裁 殿

 

  国土交通省 道路局長

 

 料金収受業務における料金収受員の安全確保に係る措置の徹底について

 

 9月11日、阪和自動車道和歌山料金所において、ETCレーンを横断中の料金収受員が大型車にはねられ死亡する事故が発生した。 各公団においては、これまでも「料金収受業務処理要領」等により安全確保に係る遵守義務を定める他、安全教育を通じて車線横断時の安全の確保に努めてきたものと承知しているが、 今後、このような事態を防止する観点から、
 1料金徴収業務を行う会社における安全教育の実施状況、「料金収受業務処理要領」等の遵守状況に係る総点検を行うとともに、
 2現地施設を活用した実地教育プログラムの実施も含め、料金収受員の安全確保の徹底を図られたい。

 ※1については、9月末日までに点検結果を報告されたい。


(別紙2)

9月11日の和歌山料金所ETCレーンにおける交通事故の概要

  1. 発生日時
     平成15年9月11(木) 午前5時50分頃

  2. 発生場所
     阪和自動車道和歌山料金所 出口

  3. 関係車両
     大型貨物1台

  4. 死 傷 者
     死亡1名(料金収受員)

  5. 概要
     料金収受員が、6時からの業務につこうとして地下連絡通路から担当するブースに出たが、ブースの鍵がないことに気づき、ETC車線を横断し隣接するブースまで鍵を取りに行こうとしたところ、 ETC車線を進行中の大型車両にはねられ、病院へ搬送されたが、死亡したもの。

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