平成15年10月7日 |
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鉄道局業務課 |
(内線40603、40613)
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TEL:03-5253-8111(代表) |
本年度の「日本鉄道賞」については、53件による応募の中から、日本鉄道賞表彰選考委員会による選考の結果、別添のとおり決定しました。
この「日本鉄道賞」は、「鉄道の日」創設の趣旨である「鉄道に対する国民の理解と関心」をさらに深めるとともに、鉄道の今後一層の発展を期することを目的として、昨年創設された新しい表彰制度であり、予め定められた重要テーマについて、これに積極的な取組みを行い、鉄道の発達に貢献した鉄道事業者や団体を「鉄道の日」実行委員会(会長:中村英夫武蔵工業大学教授)が表彰します。
第2回目の本年度においては、「利用者利便の向上への貢献」及び「地方の活性化への貢献」の2つのテーマを設け、これらの部門毎に日本鉄道賞等を授与することとしています。
受賞者の表彰式は、10月14日(火)の第10回「鉄道の日」記念祝賀会(於:京王プラザホテル)において行う予定です。
別添
「利用者利便の向上への貢献」部門
【日本鉄道賞】
- 阪急電鉄株式会社
「高齢者、障害者を含めたすべての人に優しい「阪急伊丹駅」の実現」
(選考理由)
高齢者・身体障害者等を含む利用者の意見をできる限り取り入れ、エレベーターの整備による段差解消や音声案内等の各種案内設備等も含めた総合的な対策を行い、バリアフリー化された鉄道駅のモデルを作り上げた。
【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】
- 横浜市交通局
「地下鉄駅におけるバリアフリーボランティア」
(選考理由)
エレベーターの設置等によるハード面の取組みだけでなく、地下鉄駅において高齢者・身体障害者等の移動を支援するボランティアを育成し、その活動によりバリアフリーをさらに一歩進めるというソフト面での取組みを行った。
- 広島電鉄株式会社
「他の鉄道や旅客船等他の交通モードとの乗換え利便の向上」
(選考理由)
これまで離れていた電車停留場を鉄道駅前や旅客船ターミナル前に移設するとともに、併せて駅舎を覆う大型のドーム型屋根を設置する等の取組みにより、鉄道や旅客船等との乗換え利便の向上を図り、地域のランドマークを作り出した。
「地方の活性化への貢献」部門
【日本鉄道賞】
- 三陸鉄道株式会社
「イベント車両の活用等による三陸沿岸の観光振興への貢献」
(選考理由)
観光列車やイベント車両を運行・PRすることで県の内外から観光客を誘致するとともに、地元の行事とも連携した取組みにより、地方鉄道として地域の貴重な交通機関として定着する努力を続けてきた。
【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】
- かしてつ応援団(別名:鹿島鉄道沿線中高生徒会連絡会)
「地元沿線の中高生徒会による鹿島鉄道存続へ向けた取組み」
(選考理由)
少子・高齢化等による利用者数の減少のため経営困難になった鹿島鉄道の存続に向けて、沿線の中高校生が連携し署名活動等各種の取組みを実施する等、地域の足としての鹿島鉄道の存続に貢献した。
- 四国旅客鉄道株式会社
「四国独特の自然、歴史、文化等と連携した四国の観光活性化を図るための取組み」
(選考理由)
高松駅の再整備及びこれに伴う輸送サービスの改善、瀬戸大橋や四万十川、八十八箇所霊場巡礼や讃岐うどん等四国の自然、歴史、文化等と結びついた商品開発・情報発信により、観光の活性化と地域の振興に積極的に取り組んできた。

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