平成15年3月31日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部環境課 |
(内線42523) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
国土交通省は、「重量車燃費評価手法検討会」において、トラック・バス等(車両総重量2.5tを超える重量車)の燃費評価手法について検討を行ってきましたが、この度、トラック・バス等の燃費評価手法を取りまとめました。
重量車は、車体が大きく車種数が膨大であるため実際の車両を測定器(シャシダイナモメータ)にセットして燃費を実測することは困難です。このため、重量車の燃費測定方法は、コンピュータ上で車両を仮想走行させて燃費を算出する「シミュレーション法」を採用しました。
また、燃費を測定する際の運転方法(走行モード)について、重量車は都市内走行を主とするものばかりではなく、都市間走行を主とするものもあることから、都市内走行モード及び都市間走行モードを策定しました。
都市内走行モードについては、平成17年から予定されている排出ガス規制(新長期規制)において、重量車の都市内の走行実態を踏まえた新たな走行モードが策定されていることから、これを採用しました。
都市間走行モードについては、速度は一定とし、最も道路交通量が多い東名高速道路の縦断勾配を考慮した走行モードとしました。
今後は、本取りまとめを踏まえて、測定方法の技術基準化等を行うとともに、経済産業省と共同で「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」に基づく燃費基準の導入も含め重量車の燃費向上対策を検討していく予定です。
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